公開日:2019.03.01 最終更新日:2021.01.18
SNSマーケティングで今、注目を集めているインスタグラム。実店舗を持つ企業が集客で取り入れることも多くなりました。
ですが、それと同時に以下のような課題を抱える企業も増えてきました。
そんな課題を抱えている方に向けて、この記事ではインスタグラムで集客効果を出すためのコツをご紹介します。
今の状態から抜け出したい方はぜひ参考にして、集客につながるアカウントへ育成していきましょう。
今、インスタグラムで集客をおこなうべき理由は3つあります。
以下で詳しく説明します。
インスタグラムの月間アクティブユーザー数は、リリースされてから上昇傾向にあります。一例として、2018年11月時点と2019年3月時点の月間アクティブユーザー数を見比べてみます。
・2018年11月時点:2,900万人
・2019年3月時点:3,300万人
インスタグラムの月間アクティブユーザー数は、約半年の間に400万人増えています。
今後、アクティブユーザー数はさらに増加していくと予想されています。アクティブユーザー数が増えることは、あなたのサービスの認知度をより上げられることにつながります。
それは、集客成功の可能性を高められることにもなります。
インスタグラムは写真に特化したSNSです。ユーザーはもともと、この写真を通じて不特定多数の人たちとつながることを、インスタグラムを利用する主な目的としていました。
しかし、ユーザーは今、単純に写真を楽しむだけでなく、インスタグラムで情報収集をおこなうようにもなりました。
たとえば、あるブランドのバッグがどのようなビジュアルなのか調べたり、おいしそうなクレープ屋を探したりするときにインスタグラムを利用します。
そして、興味を持ったら「購入」や「来店」といったアクションを起こします。
実際、ハッシュタグ検索の経験があるインスタグラムユーザーの41.5%がインスタグラムで購入の経験があるというデータもあります。
つまり、運用のやり方次第で商品購入や集客へとつなげることができるのです。
今までインスタグラムといえば、「20代~30代の女性が利用するもの」というイメージがありました。実際、データを見ても、この年齢層のユーザーが多いのは確かです。
ですが、最近ではそれ以外の年齢層のユーザーも増加。特に40代~50代の男女のユーザー数が徐々に増えています。
これは、若い女性以外をターゲットとする企業にもビジネスチャンスが広がったことを意味します。
あなたのサービスが飲食店の場合、インスタグラムで集客をおこなうことのメリットは大きくなります。
インスタグラムは2018年10月に「ぐるなびとの連携機能」を実装しました。これは、インスタグラムから直接、ぐるなびに掲載されている飲食店ページへ移動できる機能です。
この機能があることによって、ユーザーはインスタグラムからスムーズに飲食店の予約をおこなうことができます。ぐるなびとの連携機能を導入すると、アカウントに以下の画像赤枠のようなボタンが表示されます。
あなたのアカウントを見て興味を持ったユーザーは、このボタンからぐるなびに移動し、予約を行ないます。
今は飲食店に限られたものですが、この機能とは別で今後さらに集客を促す機能が実装される可能性は高いです。
今からインスタグラム集客に取り組んでおけば、そのときスムーズに効果的な施策を打てることが期待できます。
インスタグラムを集客で利用するなら、まずアカウントの状態をビジネスアカウントにする必要があります。
ビジネスアカウントにすることで、さきほどお話しした集客を促すインスタグラム特有の機能を利用できたり、ユーザー行動をデータにまとめたりすることができます。
また、インスタグラム広告も打てるようになります。以下、ビジネスアカウントの設定方法をご紹介します。
※すでに設定済みなら、つぎの「インスタグラム集客のコツ」を見ていきましょう。
①赤枠の「三」をタップします。
②赤枠の「設定」をタップします。
③赤枠「アカウント」をタップします。
④赤枠「プロアカウントに切り替える」をタップします。
⑤赤枠「ビジネス」をタップします。
⑥赤枠「次へ」をタップします。
⑦すでにFacebookページを開設しているのならば、ここで該当の項目を選びます。次に赤枠「次へ」をタップします。
なお、Facebookページを開設していないのならば、このタイミングで新しくつくってもよいでしょう。
今回は、Facebookページとリンクしないで先に進みたいと思います。黄枠「今はFacebookにリンクしない」をタップします。
⑧該当するあなたのビジネスのカテゴリーを選択し、赤枠「次へ」をタップします。
⑨メールアドレスと電話番号を確認したら、赤枠「完了」をタップします。
これでビジネスアカウントへの移行は完了です。プロフィール欄を充実させたり、集客を促す機能を実装したりしていきましょう。
では、実際に集客成功に近づくためのインスタグラム運用のコツを見ていきましょう。
インスタグラムからの集客を成功させるうえでフォロワーを増やすことはとても大切になります。フォロワーが多ければ、必然的に投稿を見てもらえるユーザーが増えるからです。
また、フォロワーが多いアカウントは信頼度が高く、ユーザーに「多くの人に支持されている」という印象を与えます。それが、「=良いお店」というイメージへつながり、集客を有利に進められることにつながります。
フォロワーを増やすためには設定したターゲットに刺さるアカウントに育てていかなければなりません。最近では単純に「インスタ映え」の写真を投稿したとしても、うまくフォロワーを伸ばせなくなりつつあります。
もちろん、フォロワーが増える場合もありますが、それは一時的なものであったり、「本当のフォロワー」でなかったりします。
では、どうすればターゲットに刺さるアカウントに育てることができて、効果的にフォロワーを増やせるのでしょうか。
ヒントは投稿のタイプにあります。投稿には以下4つのタイプが存在します。
いつも何となくキレイな写真を投稿しているだけになっていませんか?
もし、そうした投稿であるなら、上の4つのポイントを参考にしてターゲットに刺さる投稿に変えていきましょう。それが、フォロワーを増やせることにつながります。
以下、上記4つの投稿がどのようなものなのか簡単に説明します。ぜひ、参考にしてください。
憧れる投稿とは、言葉の通り「ユーザーが憧れを持つような投稿をおこなうこと」を指します。ユーザーは「すごいなぁ…」、「こうなりたいなぁ…」という感情を持つと、その人のことをもっと知りたいと思う傾向にあります。その行動がフォローにつながります。
学べる投稿とは、「ユーザーのためになるような情報を発信する投稿のこと」を言います。たとえば、化粧品の写真を投稿したときに、投稿文でその化粧品の有用な使い方などを一緒に発信します。
ほかにもユーザーに「このアカウントで発信される投稿はとても参考になる」と思ってもらえるような投稿は学べる投稿と言えます。この投稿を続けていくことで、そうした情報を収集したいユーザーからのフォローを獲得できる可能性が高まります。
ユーザーに「面白い」と思ってもらえるような投稿のことを指します。やや漠然としていますが、たとえば思わず笑ってしまう投稿などは面白い投稿の1つと言えます。また、少しひねったユニークな投稿も面白い投稿の代表例です。
共感できる投稿とは、ユーザーの「自分事化」を誘い、距離感を縮める投稿のことを言います。発信した情報に対して、ユーザーに「そうそう」、「そうなんだよねぇ…」という感情を持ってもらえれば、それは共感できる投稿です。
たとえば、ビフォーアフターの投稿は共感を生み出す最適な方法となります。「昔は肌トラブルに悩まされていた」→「今では肌トラブルとは無縁の肌になれた」という投稿は、今まさに肌トラブルに悩んでいるユーザーからの共感を得られるのではないでしょうか。
上記のような投稿を続けていけば、フォロワーが増える可能性は高まります。
ですが、それだけではフォロワーが増えるまでに多くの時間が必要になることもまた事実です。
投稿を工夫することに加えて、フォロワーを活用したキャンペーンを打つことで、よりスピーディーにフォロワーを増やせることにつながります。
フォロワーを活用したキャンペーンでは、あなたの店舗やサービスを利用したフォロワーにレビュー・感想などをインスタグラムに投稿してもらいます。
そうすることで、フォロワーのフォロワーにあなたの店舗やサービスを知ってもらうことができます。
しかし、一方的に拡散をお願いするだけでは押し付けのようになってしまいます。お互いが「win-win」の関係になれるように、拡散してもらうことを条件に何か「特典」をプレゼントしましょう。
『〜インスタグラムキャンペーン開催中!〜』
ただいま、インスタグラム限定のキャンペーンを開催中です!
本日のお会計までに、お食事のご様子や、料理のお写真をインスタグラムに投稿していただいたお客様限定で、お会計から5%OFFさせていただきます!
1人の投稿で5%OFFなので、2人なら10%OFF!ただし1テーブル最大で15%OFFまでとさせていただきます。
下記の指定ハッシュタグと当店のインスタグラムアカウントのタグ付けをして投稿をお願い致します!
「#肉バル×× #肉バル××新宿店 #新宿居酒屋 #新宿飲み #肉飲み #肉好き」
@29baru_shinjyuku
お会計時に投稿画面をスタッフに提示してください!
たくさんの投稿お待ちしております♪
上記のような内容が書かれたチラシなどをレジの前に置いたり、トイレに貼ったり、メニューと一緒にテーブルに並べたりするとわかりやすくて目につきます。
『10月限定!インスタグラムキャンペーン開催!』
10月中に商品を購入いただき、10月中にインスタグラムに商品の投稿をしていただいたお客様の中で、より素敵な投稿をして頂いた方30名様に「2000円引きクーポン」もプレゼントさせていただきます!
投稿のお写真については、商品が映っていれば、身に着けたご自身のお写真、商品だけのお写真などどんなものでもかまいません!
下記指定ハッシュタグと、当サイトのインスタグラムアカウントをタグ付けして、投稿をお願い致します。
「#ショップ×× #ショップ××インスタグラムキャンペーン #アクセサリー #シルバーアクセサリー」
@shop××_official
30名様に選ばれた方には、11月10日までにインスタグラムのDMでクーポンコードをお送り致します。
皆様の素敵な投稿をお待ちしております!
キャンペーンの内容はどんなものでもかまいません。
サイト内の普段セール情報などを載せる場所に同じように載せたり、会員にメールでキャンペーン情報を告知してあげたりすると良いでしょう。
また、例のようなキャンペーンで30名を選ぶ方法としては、指定した「#ショップ××インスタグラムキャンペーン」でハッシュタグ検索をかけると、一覧で投稿が出てくるので、そのなかから選ぶとスムーズです。
インスタグラムはハッシュタグに合致した投稿を検索一覧に表示するしくみとなっています。たとえば、「#猫」と検索すれば、「#猫」とついた投稿を検索一覧に表示します。
ユーザーは、この「#(ハッシュタグ)」を利用して情報を検索します。そのため、ひとつひとつの投稿にきちんとハッシュタグをつけることで、ユーザーにその投稿を認知してもらえる可能性が高まります。
そして、その投稿が良いものであれば、フォロワーになってもらえたりします。
1つの投稿に対してつけられるハッシュタグの個数は決まっています。また、ハッシュタグは選び方によって認知度の広がり方は変わります。
インスタグラムのプロフィールには、150文字のテキストを入れることができます。ここで、アカウントを訪れたユーザーが店舗に足を運べるように、電話番号や予約サイトへの動線を設置しておきましょう。地図情報も載せておくと、来店するときの参考になります。
また、投稿には「ジオタグ(位置情報)」と呼ばれるタグを設置することもできます。ジオタグは、その写真の位置情報と関連した写真を一覧で表示されているページへ行ける動線です。
▼ジオタグの位置(PC版)
▼ジオタグをタップして飛んだ先のページ(PC版)
このページで表示されるのは、ジオタグをつけた投稿です。上の画像を例にすると、「中尊寺金色堂」というジオタグを設定した投稿が表示されるようになっています。
そのため、ジオタグを設定しておけば、あなたの投稿がこのページで表示されるようになり、同じジオタグをつけたユーザーや、そのスポットに興味を持つユーザーを自分のアカウントへ誘導しやすくなります。
こうした特徴から、ジオタグは「第二のハッシュタグ」とも言われています。
もともとインスタグラムは、ほかのSNSと比べて拡散力が高くありません。
しかし、認知度を広げ、より多くのユーザーにアカウントを見てもらうためには、拡散が必要になります。
そこで取り入れたい手法が「ほかのSNSと連携させること」です。
フェイスブックやツイッターなどと連携することで、投稿の拡散力が高まります。その結果、認知度が上がり、集客へとつなげやすくなります。
フォロワーが増えるなど、ある程度アカウントが育ち、集客できるようになったら次はフォロワーのなかからリピーターとなってくれる人を増やす施策を進めましょう。
ひとくちに「フォロワー」と言っても細かく分類するとさまざまなタイプが存在します。ですが、大きくわけると下記の2つのタイプにまとめることができます。
①一度自社の店舗やサービスを利用してくれたフォロワー
②気になってはいるけど、まだ利用したことがないフォロワー
インスタグラム集客では、これらのフォロワーに対してしっかりとアプローチすることも成果を上げるうえで大切になります。
ここからは、各フォロワーに効果的なアプローチ方法をご紹介します。
一度はお店に来店してくれたり、サービスを利用してくれたりしたとしても、リピーターになってもらえなければ、安定した集客効果を持続させることはできません。
リピーターになってもらうためにも、一度利用してくれたフォロワーとのコミュニケーションはきちんと深めていくことをオススメします。
インスタグラムでいうコミュニケーションとは下記3つ。
やり方は至ってシンプルです。
まずは、「ハッシュタグ検索」で自社の店舗名やブランド名、サービス名を検索します。次に検索結果に出てきた投稿を見ていき、ユーザーが「購入した商品の投稿」や「お店に来店したときの投稿」があったら、そのユーザーをフォローします。次にコメントまたはメッセージを送ります。
「当店をご利用いただきありがとうございます!とても素敵な投稿嬉しいです。またのご利用をスタッフ一同お待ちしております!」
「当ブランドのお洋服で素敵なコーディネートありがとうございます!とってもお似合いです★また新作をご用意してお待ちしております。」
「数多くの店舗から当店を選んでいただきありがとうございます!ピンクのネイルがお客様の雰囲気にピッタリです!またのご利用をお待ちしております。」
メッセージを送るときは丁寧な文章を心がけます。ユーザーを喜ばせる一言を入れるとなお良いです。
自分が利用した店舗やサービスから、わざわざお礼のコメントやメッセージが送られてきて不快に思うユーザーはいません。高い確率でフォローを返してくれたり、メッセージを返してくれたりとコミュニケーションが発生します。
フォローしてもらえれば投稿を通してサービスや店舗の情報発信ができます。情報を日々目にすることで、サービスや店舗を身近に感じることができて、ユーザーにリピートしてもらいやすくなります。
全員とコミュニケーションを取るのはなかなか難しいですが、少しでも多くの人とコミュニケーションを取ることで少しずつリピーターを獲得していきましょう。
フォロワーのなかには、サービスや店舗を利用した経験がある人だけではなく、「気になってはいるけど、まだ利用したことがない…」という人も多くいます。
ユーザーがファッションブランドや飲食店などのアカウントをフォローする理由は、何かしら惹かれるものがあるからです。「欲しい」「行きたい」などの気持ちからフォローして情報を得ることで、「買おう」「行こう」という確信に変わっていきます。
そんなフォロワーに向けて、初めて利用するきっかけをつくり集客につなげていきましょう。
「こんな料理ありますよ〜!」「こんなデザインがありますよ〜!」などの情報を配信することはもちろん大切です。
ですが、それだけではフォロワーは「いいね」と思うだけで利用しようとは思わないでしょう。
そのため、「行こう」「買おう」という気持ちにさせる情報を発信し、実際に利用してもらえるように促します。それが、インスタグラム限定のキャンペーン情報などの配信です。
例)飲食店:トッピング1品無料!
例)ネイルサロン:アート1本サービス!またはストーン2つまで無料!
例)ECサイト:初めてのご利用の方限定で全品10%OFF!更に7,000円以上のお買い上げで送料無料!
このようにインスタグラムで限定のキャンペーン情報を配信することで、ユーザーの行動を促すことができます。
ただ、キャンペーンを打ちすぎると特別感が無くなってしまうので、やりすぎには気をつけましょう。
実際にインスタグラムを活用して集客に力を入れている企業の事例を4つご紹介します。初めてインスタグラムを運用する場合は、ぜひ参考にしてみましょう。
アルバムは、最新トレンドのヘアーを毎月通える価格で提供するファストサロンです。アルバムではまず、プロフィール画面にメニュー料金や営業時間を記載していて、アカウントを訪れたユーザーが一目で「ファストサロンアルバム」の特徴を認識できるようになっています。
また、定期的にシーンに応じたヘアアレンジの方法や簡単にできるメイクのやり方を動画で紹介しています。こうしたユーザー重視の運用によって関係性を強くし、最終的には集客へつなげていると考えられます。実際、アルバムのフォロワー数は、2019年2月時点で38万9000人います。
URL:「イケア」のアカウントを見てみる
世界最大級の家具量販店「イケア」では、投稿に工夫が見られます。たとえば、夏休み直前には、子ども部屋のなかに室内で軽く体を動かせるアイテムが写された写真を投稿しています。これは、宿題の合間に体を動かすことも集中力アップに大切、ということをメッセージとして伝え、それとなくアイテムのアピールをしていると考えられます。
また、単純に商品だけでなく、店舗内に併設された飲食店で提供されている料理の写真も投稿しているなど、ユーザーが店舗に足を運びたくなるしくみができています。
幸せのパンケーキでは、投稿されている写真のテイストに統一感が見られます。多くの投稿で背景色がグレーなどの落ち着いた色となっていて、うまくおしゃれさを醸し出していると言えます。
また、被写体だけでなく、そのほかの部分にも配慮しながら投稿しているところも魅力的です。たとえば、パンケーキの投稿のなかには、パンケーキだけでなくお皿や小物、植物などと一緒に撮ったりしているものもあり、写真がさらに洗練されたものとなっています。
こうした工夫も、ユーザーを惹きつける際のポイントとなります。
ダイソーのような小売店の場合、取り扱う商品が多いため、メジャーな商品は安定的に販売できても、マイナーな商品は販売することが難しい傾向にあります。しかし、ダイソーではアカウント自体を商品カタログのようにすることで、その課題をうまく解決しています。
また、投稿のなかで写真だけでなく、商品の活用方法まで伝えることで、ユーザーに気づきを与え、購買意欲を掻き立てることに成功しています。小売店を展開している方は、ぜひ参考にして欲しい事例と言えます。
インスタグラムを運用していくときには、以下のような注意点もあります。
これらのポイントは成果に影響を及ぼす要因なので、必ずチェックしておきましょう。
無店舗サービスや金融商品を取り扱っているサービスは、インスタグラムを活用しても思うような成果につながらない可能性があります。
インスタグラムを集客で活用するのに向いている業態は、美容室や飲食店、小売店、エステなどの実店舗サービスです。
インスタグラムの運用を開始したあと、フォローバックを狙って、手あたり次第に他アカウントをフォローするケースは多いものです。
しかし、フォローバックを狙ってのフォローはあまり良い成果につながりません。なぜなら、フォローバックをしてくれたユーザーは、あなたのアカウントに興味を持っていない可能性が高いからです。
フォローバックは単純に「フォローしてくれたから、こちらもフォローしておこう」くらいの気持ちで行なわれる傾向にあります。
集客を成功させるという目的を達成させるうえで、そうしたユーザーはターゲットにならない可能性が高いです。フォロワー数を増やすためのフォローはなるべく控えるようにしましょう。
インスタグラムを集客ツールとして活用する際、今の人員で対処しようとするケースも多いです。その場合、今在籍している社員が通常の業務と同時におこなうことになると思います。
しかし、ほかの業務と平行してインスタグラムを運用することは難しいと言えます。集客効果を出すためには、ユーザーを惹きつける写真を撮ったり、投稿に加工を施したり、データから改善策を提案したりと、多くの作業が必要になるからです。
そのため、インスタグラムを活用するときは、専門のチームを組織するなどし、社内の運用体制を整えることをオススメします。
どうしても今の人員だけで対処しなければならない場合は、写真の用意だけは自社で行ない、運用自体は業者に依頼しても良いでしょう。
インスタグラムを運用している方のなかには、なかなか集客効果があらわれず、半ばあきらめ状態の方もいるでしょう。ここでは、その理由を考えてみたいと思います。
まず、考えられる理由としては「拡散するための仕込みがあまいこと」が挙げられます。繰り返しになりますが、インスタグラムはほかのSNSに比べて拡散力が高くありません。
そのため、投稿の拡散に力を入れなければ、より多くのユーザーにあなたのビジネスを認知してもらうことが難しくなります。その結果、思うようにフォロワーが伸びず、集客につながらないのかもしれません。
また、あなたのビジネスとまったく関係ない写真ばかりを投稿していることも、集客効果があらわれない理由として挙げられます。
本記事をここまで読んできた方ならわかるかもしれませんが、写真はインスタグラム集客を成功させる鍵となります。
その大事な写真であなたのビジネスの良さを発信しなければ、ユーザーに興味・関心を寄せてもらうことはできないでしょう。それが、フォロワーの伸び悩みや、集客の失敗を招いている可能性があります。
インスタグラムは運用のやり方次第で集客効果を出すことができます。
今回ご紹介した事例のように、ユーザーが魅力的に感じられるようなアカウントづくりを行なっていけば、その効果をより期待することも難しくありません。
インスタグラムを運用する際の注意点に気をつけながら、集客効果につながるアカウントにしていきましょう。