最終更新日:2022.12.05
インスタグラムの運用代行を検討する際、企業に依頼すべきか、それとも個人・フリーランスに依頼すべきか迷うことがあるはずです。そうした方に向けて、本記事ではインスタグラム運用を個人・フリーランスに依頼するメリット・デメリットをご紹介。代行会社に依頼するメリットやデメリットもあわせてご紹介しますので、インスタグラム運用の委託を考えている方は、ぜひお役立てください。
一般的に個人・フリーランスのインスタグラム運用代行の料金相場は月5万円~10万円となっています。5万円~10万円と幅があるのは、実行する施策次第で料金が異なるためです。つまり、依頼内容が少なければ、そのぶん料金も低くなりますし、依頼内容が多ければ、そのぶん料金も高くなります。また、実力がある個人・フリーランスは10万円以上の料金となる場合があります。
個人・フリーランスに依頼するメリットとして以下のようなものが挙げられます。
個人・フリーランスに運用を代行してもらうメリットとしては代行会社に比べてリーズナブルに運用を任せられるというのがあります。個人・フリーランスの場合、基本的にはひとりで運用することになります。そうすると、必然的に施策の実行に優先度をつける必要が出てきます。結果、実施できる施策が限られます。このように限定的な施策しか取り組めないことが多いため、運用コストも低くなります。
個人やフリーランスとして活動している人のなかには、もともとインスタグラムの運用企業やウェブマーケティング企業に在籍していた人もいます。会社員時代に培った運用ノウハウや実績を基にアカウントを運用してくれるので、そうした人にインスタグラム運用を依頼することで、効果を得やすくなります。
一方で、個人・フリーランスにインスタグラム運用を依頼するデメリットとしては以下のようなものがあります。
インスタグラムを活用した集客、マーケティングが注目を集めるようになると同時に、多くの個人・フリーランスが企業のインスタグラム運用を請け負うようになりました。ですが、個人・フリーランスの運用スキルは人によって大きく異なります。つまり、実力があまりないにも関わらず、運用を請け負っている個人・フリーランスもいるのです。そうした人に依頼すると、なかなか効果を実感できない状態になってしまいます。
個人・フリーランスは基本的には自分で運用を行ないます。きちんとした運用体制を構築できていないことが多いため、代行会社より投稿数が少なかったり、広告出稿まで対応してもらえなかったりと、対応できる施策が限られることがあります。その結果、効果を実感できるまでの期間が長くなったりします。個人・フリーランスにインスタグラム運用を依頼する際は、成果が表れるまでの期間が長くなることを考えておくとよいです。
ただし、個人・フリーランスの中には作業効率を上げるために、しっかりとした運用体制を構築している人もいます。また、運用スキルがある人に依頼すれば、比較的、短期間の間に効果を実感することも可能です。
残念なことですが、個人・フリーランスのなかには途中で連絡がつかなくなる人もいます。もちろんそのケースは少ないですが、弊社へのご相談内容でも「もともとフリーランスに運用してもらっていたが、しばらくしたら運用されなくなり放置され、連絡もつかなくなった」という企業様がいました。企業間取引であれば信用問題に大きく影響するため、連絡がつかなくなるリスクは低くなると言えます。
個人・フリーランスにインスタグラム運用を依頼する際は「誰に依頼するか」ということが重要になります。代行会社よりリーズナブルにインスタグラム運用を依頼できるとはいえ、料金の部分だけを重視すると運用ノウハウがあまりない人を選んでしまい、結果的に期待する効果を得られなかった…ということになりかねません。
そうしたリスクを抑え、しっかりと効果を見込めるインスタグラム運用に取り組むためにも、個人・フリーランスに依頼する際は料金だけでなく、運用実績もチェックしましょう。
・どのような企業のアカウント運用をしてきたか?
・自社と同じジャンルのアカウント運用はしてきたか?
・アカウント運用の成功体験はどれくらいあるか?
ということを確認するとよいです。
また、見積もりを出してもらうタイミングでゴールを達成するまでのフローや取り組むべき施策なども提示してもらいましょう。そうすることで、見積もりや提案内容を比較できますし、納得したうえで委託する人を選ぶことができます。
SNSでの影響力が高く、たくさんのファンを抱えるインフルエンサーにインスタグラム運用の委託を検討している人も少なくないと思います。インフルエンサーは自身の力でフォロワーを増やし、さらにはファン化を実現していることから、高い運用スキルを持っているはずです。そのため、インフルエンサーへの依頼を前向きに考えてもいいでしょう。
ただし、委託するインフルエンサーを選ぶときは、個人やフリーランスを選ぶときと同じように、しっかりと実績を確認しましょう。どのような企業のインスタグラム運用を支援してきたのか、自社と同じジャンルのインスタグラム運用は経験があるのかなどのことを知ることで、自社に最適なインフルエンサーを選びやすくなります。
また、基本的にインフルエンサーは何かの分野に特化していることが多いです。たとえば、ファッションやコスメなどのジャンルのインスタグラム運用には強い一方で、食品や飲料などのジャンルのインスタグラム運用には弱いということがあります。インフルエンサーを選ぶときは、得意な分野、不得意な分野をチェックすることも忘れないようにしましょう。
個人・フリーランスにインスタグラム運用を委託することで、さまざまなメリットを得ることができます。しかしながら、場合によっては個人・フリーランスより代行会社にインスタグラム運用を依頼したほうがいいケースもあります。たとえば、以下のときです。
・月に15万円以上の予算をかけることができる
・より効果を期待できるインスタグラム運用に取り組みたい
・いずれは自社で運用できるようになりたい
ひとつずつ説明します。
代行会社の料金相場は月20万円~30万円です。代行会社の中には相場より高い料金を設定しているところもありますが、基本的にはこれくらいの料金となります。そのため、月に15万円以上の予算を用意できれば、代行会社のサービスを十分に受けることができます。しっかりとした運用体制を構築している代行会社に依頼することで、実行できる施策の数を増やすことも可能です。それがインスタグラム運用の成功確率を上げられることにつながります。
代行会社は数多くの案件を抱えており、それらの案件をこなすことで得た運用ノウハウを基に独自のメソッドを開発していることが多いです。また、運用のセオリーも熟知しているので、より効果を期待できるインスタグラム運用を実行することができます。
代行会社の中には運用代行ではなく、運用支援に重点を置いたコンサルティングサービスを提供しているところもあります。社内に運用担当者を設置し、その担当者を支援する形で代行会社のコンサルティングサービスを取り入れることで、その代行会社の運用ノウハウや独自のメソッドなどを習得した人材を社内に保有できるようになります。それが、ゆくゆく自社完結でインスタグラムを運用できることにつながります。
インスタグラム運用を専門に行なっていた企業の出身者など、現在では高いスキルや実績を持つ個人・フリーランスも増えています。そうした人にインスタグラム運用を依頼することで、コストを抑えながら成果を目指すことが可能です。個人・フリーランスへの依頼を検討している方は、しっかりと実績を確認したうえで、委託先の選定に取り組みましょう。また、運用を任せられる個人・フリーランスがなかなか見つからないこともあります。そうしたときに備えて、代行会社への委託もあわせて進めておくとよいかもしれません。
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