最終更新日:2023.01.11
インスタグラム運用を代行会社に委託する際、気になることのひとつが「費用の相場」ではないでしょうか。
費用相場を知ることで、どの代行会社に支援してもらうか決めやすくなりますし、そもそも代行会社に委託するかどうか判断することもできます。
そこで本記事では、インスタグラム運用代行の費用相場について解説します。代行会社に支援してもらうことを考えている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
インスタグラム運用代行とは、インスタグラムを活用した認知拡大、集客増加、販売促進を得意とする代行会社が、アカウントを代わりに運用するサービスです。
基本的には、アカウント運用に関わる作業をすべて代行する形になりますが、
・一部の作業のみの代行
・アドバイスのみのサポート
と、依頼する側のニーズに応じた支援の形が用意されていることもあります。
近年、企業のインスタグラム活用が一般的となり、多くの企業がインスタグラム運用に取り組んでいます。しかし、それと同時に競合も多数出現。結果、なかなか成果に結び付けられていない企業も増えてきています。インスタグラム運用代行は、そうした課題を抱える企業が今、注目しているサービスです。
では、インスタグラム運用代行の費用相場はどれくらいなのでしょうか。
インスタグラム運用代行の費用は、代行会社によって大きく異なります。そのため、費用の相場も幅広いものとなりますが、基本的にはインスタグラム運用に関わる作業をすべて代行会社に委託する場合、おおよそ月額で30~50万円となります。
以下、トータルで運用を支援するプランの利用料金を公表している主要な代行会社です。
会社名 | 利用料金 |
---|---|
CIN GROUP(Instagram ZERO) | 月額費用:38万円~ |
シェアコト | 月額費用:30万円~60万円 |
テテマーチ | 月額費用:100万円〜 |
SAKIYOMI | 月額費用:35万円~ |
サイバーバズ | 月額費用:70万円~ |
スナップレイス | 月額費用:20万円~ |
ただし、代行会社別で見てみると、月額30万円以下の費用としているところもありますし、逆に月額50万円以上の費用としているところもあるのが実情となっています。
インスタグラム運用に関わる作業をすべて代行会社に委託した場合、月額で30~50万円が費用の相場になりますが、プランの内容次第では、それよりも低い費用でサービスを受けることができます。
たとえば、投稿などの作業は自社で対応し、運用に関するアドバイスなどを代行会社に依頼した場合、おおよそ月額で10万円~20万円の価格帯となります。つまり、代行会社に対応して欲しい作業を少なくすると、費用も下がっていきます。
以下は、弊社のインスタグラム運用支援のプランの種類と、その利用料金となりますが、このように、多くの代行会社が委託された作業量に応じて費用が変動するシステムとなります。
フルパッケージ プラン | コンサルティング +投稿代行プラン | コンサルティング プラン | 投稿代行 プラン | |
---|---|---|---|---|
料金(月額) | 380,000円~ | 260,000円~ | 150,000円~ | 170,000円~ |
運用コンセプト設計 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ターゲット選定 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
運用ガイドライン策定 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
KPI設計 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
フィード投稿 | 〇 | 〇 | – | 〇 (最大12投稿) |
ストーリーズ投稿 | 〇 | 〇 | – | 〇 (最大8投稿) |
コンサルティング | 〇 | 〇 | 〇 | – |
キャンペーンサポート | 〇 | 〇 | 〇 | – |
効果測定/レポート作成 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
月次ミーティング | 〇 | 〇 | 〇 | – |
フィード素材作成 | 〇 | – | – | – |
そのため、相場よりも低い利用料金で、代行会社に支援してもらうことも可能です。
インスタグラム運用代行を利用する際は、まず代行会社に委託する部分を決めることから始めるとよいです。そうすることで、必要な作業だけ代行会社に依頼すればよくなるので、適正なコストでインスタグラム運用に取り組めます。
また、自社での対応が難しい作業をピックアップしておくことで、それらの作業をカバーするプランを設定している代行会社を見つければよくなり、効率よく代行会社を選べることにつながります。
インスタグラム運用では主に以下の作業が必要になります。
・ゴールの設定
・ターゲット/ペルソナの設定
・コンセプト設計
・KPIの設計
・プロフィールの制作
・コンテンツの企画、制作
・キャンペーンの企画、制作
・投稿文の制作
・ハッシュタグの選定
・各投稿機能への投稿作業
・ユーザーとのコミュニケーション
(コメントへの返信や交流促進施策の実行など)
・データの分析
・改善策の立案、実行
ぜひ、上記を参考にしながら代行会社に委託する部分のリストアップを進めてみてください。
代行会社は基本的に最低契約期間を設定しています。具体的な期間は代行会社によって異なりますが、多くの代行会社は6ヶ月をひとつの区切りとしています。
最低契約期間によってトータルコストも変わってきますので、依頼する前にきちんと確認しておくことをおすすめします。
実際に代行会社にインスタグラム運用を委託するかどうか迷ったときは、以下のポイントをチェックしてください。
もし思い当たるものがあれば、代行会社に支援してもらうことを前向きに考えていいかもしれません。
・何となくコンテンツをつくって投稿している
・分析をしないでがむしゃらにコンテンツを発信している
・独学で運用しているが効果を出せていない
・効果を出せない理由がわからない
・運用リソース(人手や時間など)を割けない
・今の運用方法が適切なものか不安
・インスタグラムを活用したいがやり方がわからない
あくまで代行会社への委託を「前向きに」検討したほうがいい場合の特徴として、上記のポイントをリストアップしています。当てはまるポイントがないからといって、代行会社への委託を考え直す必要はありません。どうしても自社で運用することが難しければ、代行会社を利用してみることをおすすめします。
インスタグラム運用代行の相場は決して安価なものとは言えないかもしれません。ほかのウェブ施策と比べても、ある程度まとまった広告費が必要になります。
しかし、インスタグラムを上手に運用することで得られるビジネス上のメリットは大きいとも言えます。そうしたメリットを得ることで、自社のビジネスをさらに成長させていきたい場合は、ぜひ施策のひとつとして、インスタグラム運用代行の利用を考えてみてください。
この記事の執筆者
Instagram運用ディレクター
鈴木
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