最終更新日：2024.08.30

集客を増やすアパレルブランドのインスタグラム活用法

インスタグラムを活用してアパレルECの売上を伸ばしたいとお考えですか？

この記事では、そんなアパレルブランドのインスタグラム活用において、売上アップにつながる集客法をご紹介します。

ぜひ、ここでご紹介する集客法を参考にして、インスタグラムを活用してみてください。

集客を増やすアパレルブランドのインスタグラム活用法

ユーザー生成コンテンツ（UGC）の活用

ユーザー生成コンテンツ（UGC）は、口コミやレビューなど、ユーザー自身が作成したコンテンツのことです。

UGCは、実際にその商品・サービスを利用した人の感想のため、企業が発信する情報よりも信頼性が高く、ほかのユーザーの興味関心の喚起、購買意欲向上に寄与します。

UGCを増やすことで、アパレルECサイトの売上につなげやすくなります。

UGCを増やす方法としては

• シェアしたくなるような有益なコンテンツを投稿する
• 商品を購入した顧客にインスタグラムで商品の写真を投稿してもらう
• 商品の購入者を対象に投稿キャンペーンを実施する
• 素晴らしい投稿は自社アカウントでシェアする

が挙げられます。

UGCには、ユーザーの信頼性を高め、購買を促すだけでなく、ブランドに愛着を感じてもらえる働きも期待できます。それは、リピート購入の割合を大きくすることにもつながるため、積極的にUGC生成に取り組むことをおすすめします。

インフルエンサーマーケティングの実施

インフルエンサーマーケティングは、アパレルECの売上アップにおいて有効な手法の一つです。

たとえば、人気インスタグラマーとコラボレーションして、新商品の着用写真をインスタグラムに投稿してもらうことで、フォロワーの興味を引き、ECサイトへの流入を増やすことができます。

また、インフルエンサーのフォロワーは、そのインフルエンサーの感性やライフスタイルに共感している人が多いため、ECサイトの商品とインフルエンサーのイメージがマッチしていれば、高い購買意欲を持つ顧客を獲得できる可能性が高まります。

ただし、インフルエンサー選定にはポイントが必要です。商品やブランドイメージに合ったインフルエンサーを起用し、自然な形でプロモーションを行なうことが重要です。

ライブコマースの実施

ライブコマースは、ライブ配信で商品を紹介し、購買につなげる手法です。

現在では、ライブ配信を通じて、魅力を感じた商品をリアルタイムで買う人が多いことから、ライブコマースがインスタグラムにおける購買促進の有効な手法として注目されています。

ライブコマースでは、新商品の魅力を伝えるために素材感や使い方を実演したり、商品の作り手の想いを直接視聴者に伝えたりすることができます。

また、視聴者からの質問にその場で回答することで、購入前の不安を解消し、購買意欲を高めることが可能です。売り手の顔が見えることで親近感が湧き、双方向のコミュニケーションを通じて顧客とのエンゲージメントを高められるのも大きなメリットと言えます。

ただし、ライブコマースを成功させるためには、豊富な商品知識とトークスキルが求められます。そのため、配信者は事前に商品の知識を詰め込んだり、リハーサルしたりする必要があります。安定した通信環境の確保や、想定質問への回答準備など、配信環境の整備も重要になります。

ちなみに、ライブコマースでインフルエンサーとコラボすれば、自社アカウントのフォロワーだけでなく、そのインフルエンサーのフォロワーにもライブ配信を視聴してもらうことができ、より購買効果を期待できます。

自社アパレルブランド『ANIECA』の運用法

弊社、CIN GROUPでは、自社アパレルブランド『ANIECA』（アニーカ）を運営しています。

ANIECAのインスタグラムでは、主に次のような運用をしています。

• 新商品や再販売の告知
• ストーリーズでユーザーアンケートの実施（一部ハイライトに掲載）
• ライブコマースの実施
• LINEへの導線
• 各投稿にオリジナルハッシュタグ「#anieca」「#アニーカ」を設定

運用期間は3年程度で、地道に運用し、アカウントを育てています。現在は1.3万人のフォロワーを抱えています。

フィードは新作の商品や再販売の告知がメインで、ストーリーズでは商品の告知のほか、ユーザーアンケートを実施しています。ユーザーアンケートの結果を踏まえて、再販売を決めることも少なくありません。フォロワー内ユーザーとのコミュニケーションを重視し、ブランドロイヤリティの向上を意識しています。

ほか、ライブ配信でも新作の商品を紹介。実際に着用したり、ユーザーからの質問に答えたりし、ユーザーの購買意欲向上を実現しています

また、ハイライトでLINEへの導線も設置。LINEへ集客することで、ユーザーとのつながりを維持し、販売機会を逃すリスクを低減しています。

ANIECAの運用法がすべてのアパレルアカウントにとって正解というわけではありません。
ですが、これからアパレルアカウントを構築し、運用する方にとってはひとつの事例として学びになる部分もあると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

UGCの活用やインフルエンサーマーケティング、ライブコマースの実施など、アパレルアカウントにおいて集客に効果的な手法はいくつかあります。

いきなりすべての手法を導入する必要はありませんので、まずはできることから始めて、着実にアカウントを成長させていきましょう。

この記事の監修

Instagram運用ディレクター
鈴木

これまでに100社以上のInstagram運用を支援。企画力に定評があり、現在も指名される形で数十社のアカウント運用をサポート中。