最終更新日:2022.10.25
本記事では、インスタグラムを活用した集客、マーケティングを実施している企業アカウントの好事例をいくつかご紹介します。集客力の向上や商品の認知拡大、販売促進を目的にインスタグラムの活用を検討している方は、ぜひお役立てください。
飲食店系のアカウントは、シズル画像をアップしていると反応が良くなる傾向にあります。また、ストーリーズなどで新メニューのほかに店主やスタッフさんの情報を頻繁に発信し、お店の雰囲気を伝えるところもポイントになります。UGCをリポストし、ユーザーとコミュニケーションを取ることも大切です。飲食店をインスタグラムで探すユーザーは、「場所+グルメ」で検索することが多いため、その動きを考慮して「場所+グルメ」のハッシュタグをつけることも意識するとよいです。インスタグラムをきっかけに来店などにも結びつけられることが期待できます。
参照:anzu to momo
ペットアカウントについては、UGC経由で商品やブランドを発見してもらえることが多いため、アンバサダーやインフルエンサーの活用が効果的です。また、ペット服など、アイテムの購買を目的としている場合は、ユーザーの円滑な購買行動を促すため、ショッピング機能も導入しましょう。フォロワー向けに再入荷などの情報をこまめにストーリーズで発信することもポイントです。ほかにも、キャプションや画像でカラーバリエーションやサイズなど、その商品に関する情報を詳細に記載する、ペットの大きさに合わせた着用画像をアップするなどは、ユーザーイメージを促しますので、マストで行ないましょう。
参照:マンダリンブラザーズ
参照:RADICA
ベビー用品アカウントは、ハッシュタグを上手に活用したコンテンツの露出向上がポイントになります。ハッシュタグはできるだけ多めに設定し、かつ子育て世代が「普段から使っている」「検索されやすい」キーワードを選定しましょう(例:「#子供の遊び」など、遊び×子供のハッシュタグ)。また、育児をしている人向けのお役立ちコラムの発信を行なうと、保存数の増加につながり、検索結果での順位上昇にプラスの働きを期待できます。一方で、子供モデルの画像は、モデルの容姿によってエンゲージメントに差が出てしまう可能性があるため、あまり多用しないことがすすめられます。
デザート系のアカウントでは、シズル感が伝わる画像や動画をアップすると、ユーザーの好反応を獲得しやすくなります。また、それと同時にユーザーに味などを想像してもらいやすくするために、キャプションに商品のことを詳細に記載することも重要です。デザート系はよくハッシュタグ検索される傾向にあることから、商品名(フルーツ名)や味以外に「#限定スイーツ」「#期間限定」などの付加価値的なハッシュタグを設定することもポイントになります。さらに、投稿のエンゲージメントを上昇させ、インスタグラム検索のランキングで上位に表示されやすくするために、ユーザーと密なコミュニケーションを取ることも大切になります。たとえば、ストーリーズのインタラクションだけでなく、フィードでも「○○と○○ならどっちが好き?」など、積極的にコメント獲得を狙う投稿を発信するなど。
参照:セブンティーンアイス
歯科医院のアカウントでは、基本はコラム形式のコンテンツがユーザーのエンゲージメントを獲得しやすい傾向にあります。口腔ケアのポイントなど、ユーザーの役に立つ情報を発信し、アカウントの認知を広げましょう。また、それに加えて、院内で使用している器具などの情報をアップすることで、ユーザーに安心感を与えることができます。なお、ビフォーアフターで口腔内の写真を発信する際は、数を多くしすぎないことと、アップにしすぎないことを意識しましょう。
美容系アカウントでは、「機材/施術の紹介」「エステの豆知識(施設の選び方など)」「ケアの方法」のようなジャンル分けで、ユーザーの役に立つ情報を発信するのがポイントです。特にハウツー系のコンテンツは、悩みを抱えるユーザーに効果的な訴求となります。また、ケア用品の購買がゴールの際は、ECサイトなどへの流入強化のため、直接CVにつながりそうな商品紹介の訴求も組み込むことがおすすめです。
参照:ワタシプラス
参照:qoo10
参照:オラクル美容皮膚科
美容室やネイルサロンのインスタグラム集客では、ヘアセットのテクニックなどを動画コンテンツで紹介したり、ハウツー系の情報を発信したりすることで、ユーザーから高く評価してもらえます。トレンドをおさえた運用をすることで、自然にファンが集まる仕組みを構築できます。そのうえで、インスタグラム限定のクーポンを作成したり、アクションボタンを設置したりすることで、来店促進効果を期待できるようになります。さらに、スタイリストにファンがつく状態をつくることで、集客力を安定させることも可能です。
参照:エシカルな暮らし
文字メインで訴求内容を大きくしているのですが、全体的にいいね数が増えている印象です。コスメなど一般的なテーマよりも分かりにくいジャンルだと思うので、このようにシンプルでパッとみたときに訴求内容がわかるクリエイティブが良いのかもしれません。
参照:お取り寄せカート
文字ありのクリエイティブの方がいいね数が多くなっており、上記と同様、パッとみたときのわかりやすさが鍵になっていると思います。最近の傾向だとデザイン性ある/加工しすぎて文字が多くなっている、よりもシンプルなものが全体的に反応が良いです。
好事例を調査研究することで、自社のアカウントの運用方針に目安を立てやすくなります。これからアカウント運用をはじめる方、なかなか効果が出ないことから運用方針の見直しを検討している方は、ぜひ今回ご紹介してきたアカウントを参考にしてみてください。
この記事の監修
Instagram運用ディレクター
鈴木
これまでに100社以上のInstagram運用を支援。企画力に定評があり、現在も指名される形で数十社のアカウント運用をサポート中。
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