最終更新日:2019.09.27
インフルエンサーとは、ブログやSNSなどで大きな影響力を持った人たちのことを指します。
最近では、メディアなどでもインフルエンサーのことが取り上げられ、企業もインスタグラムマーケティングの一環として活用するケースが増えています。
しかし、そのプロモーションを成功させるためには、インフルエンサーの選び方に気をつけなければなりません。
では、具体的に何に注意すれば良いのでしょうか。
「インフルエンサーを活用したほうが良い理由」、「インフルエンサーの探し方」とあわせてご紹介していきます。
インスタグラムマーケティングでインフルエンサーを活用したほうが理由。それは、以下のメリットがあるからです。
インスタグラムマーケティングで何よりも重要なのは、自社とユーザーの関係性・結びつきを強くさせることです。
そのために、インスタグラムマーケティングでは、ハッシュタグキャンペーンなど、ユーザー参加型の施策が数多くあります。
インフルエンサーの活用は、そんなユーザーとの関係性を強くするうえで、どの施策よりも有効に働いてくれます。
莫大なフォロワー数を抱えるインフルエンサーは、その影響力が絶大なため、商品や店舗などの告知をしてもらえれば、そのファンからの購入や集客を期待することができるからです。
また、単純に告知だけでなくコラボ企画など、さまざまなプロモーションを打ち出せるところもインフルエンサーを活用する魅力と言えるでしょう。
このように、プロモーションを有利に進められるところに、インスタグラムマーケティングでインフルエンサーを活用したほうが良い理由があります。
インスタグラムマーケティングでインフルエンサーを活用するときには、あらかじめ覚えておきたいことがあります。
それは、インフルエンサーによって異なる「影響力の違い」と「タイプ」です。
この2つをしっかり理解したうえで、インフルエンサーを見つけることがプロモーションを成功させることにつながります。
インフルエンサーは、その影響力によって「トップインフルエンサー」、「ミドルインフルエンサー」、「ライトインフルエンサー」の3つに分類されます。
トップインフルエンサーは、フォロワー数が10万人以上いて、とても高い影響力を持っている人のことを指します。
マスメディアなどに多く露出している有名芸能人やモデルなどが、これにあたります。プロモーションで活用できれば、高い効果を期待できます。
一方で、費用が高額になりやすいという面もあります。
ミドルインフルエンサーは、フォロワー数が1万人~10万人ぐらいで、トップインフルエンサーほどではありませんが、高い影響力を持っている人のことです。
メディアなどにはあまり露出していませんが、専門分野に特化し、コアな部分で多くのファンを獲得しています。
そうしたファンへうまくリーチできれば、高い効果を期待できます。
ライトインフルエンサーは、フォロワー数が2千人~1万人ぐらいで、一般のユーザーより影響力を持っている人です。
トップインフルエンサーやミドルインフルエンサーより影響力は低いですが、一般ユーザーとの距離が近いため、信頼度が高いという特徴があります。
ひとくちにインフルエンサーと言っても、そのタイプは4つに分かれます。
タレント・モデルタイプは、マスメディアでも活躍しているインフルエンサーです。簡単に言うと、芸能人がこれにあたります。
特徴は、絶大な影響力を持っていること。「CMや屋外広告などのインスタグラム版」だと思えばわかりやすいでしょう。
投稿のテーマが統一されているインフルエンサーです。
ユニークなテーマで投稿を統一していることが多く、コアなファンがたくさんいるという特徴があります。
このタイプのインフルエンサーは、独自の世界観を持っていることが多いです。
写真家タイプは、撮影や加工技術に優れ、支持されているインフルエンサーです。
テーマが統一された投稿が多いですが、「テーマ統一タイプ」のようにユニークなものではなく、より身近なテーマにしている傾向にあります。
クリエイタータイプは、手作りの雑貨などを投稿しているインフルエンサーです。
インスタグラムをカタログや作品集として活用し、自分でつくったモノを販売する目的でアカウントを運営している傾向にあります。
この「影響力」と「タイプ」の違いを理解できたら、次はいよいよタッグを組みたいインフルエンサーを見つけていきます。
ただし、このとき注意しておきたいのが、冒頭でもお話しした「インフルエンサーの選び方」です。
この選び方次第でインスタグラムマーケティングが成功するかどうかが決まります。
それほど重要なことですので、次の項目でしっかり把握しておきましょう。
それでは具体的に、インフルエンサーの選び方を説明します。
ポイントは2つあります。
自社のPRしたい商材とインフルエンサーの相性が良くなければ、インフルエンサーを活用しても、思うような効果を上げることはできません。
たとえば、新しく発売する洋服を告知して販売につなげたいのに、自作料理に特化した投稿で影響力の高いインフルエンサーを活用しても、洋服の販売にはつながらないでしょう。
なぜかと言うと、そのインフルエンサーのファンは、洋服ではなくインフルエンサーがつくる料理に強い興味・関心を持っているからです。
この場合、ファッション系に特化し、そのファッションセンスに惹かれたファンが多いインフルエンサーとタッグを組んだほうが効果を期待できます。
まずは、自社がPRしたい商材と相性の良いインフルエンサーを選ぶようにしましょう。
そして次に行なうのが、タッグを組みたいインフルエンサーを支持しているユーザーを分析することです。
どの年代が支持しているのか、どんなことに興味を持っているのかなど、そのインフルエンサーのフォロワーについて徹底的に調べます。
これを行なうことで、ターゲット通りのユーザーにPRしたい商品をアピールできます。
もし、この分析を行なわずに商品をPRしても、そのインフルエンサーのフォロワーたちの心に刺さらず成果につながらない…ということが多くなるでしょう。
自社とインフルエンサーの相性だけでなく、そのインフルエンサーのファンにも目を向け、分析を行なったうえでタッグを組むことを検討するようにしましょう。
さて、インフルエンサーの選び方がわかったら、次はどうやってインフルエンサーを探すかを考えます。主な方法は2つです。
今では、インフルエンサーとネットワークを構築し、企業とインフルエンサーをつなぐサービスを行なっている業者が多くなりました。
手っ取り早くインフルエンサーを見つけるなら、この方法がオススメです。業者に依頼するメリットとしては、以下の3つがあります。
・プロモーションの打ち出し方などのアドバイスをもらえる
・自社のサービスにピッタリのインフルエンサーを見つけられる
・インフルエンサー探しの手間を省ける
それぞれの詳細を説明していきます。
こうした業者は、インフルエンサーとのパイプ役だけでなく、インスタグラムマーケティングに関するサービスを提供していることが多いです。
そのため、単純にインフルエンサーをキャスティングするだけでなく、自社の商材に応じた効果的なプロモーションの企画や打ち出し方をサポートしてもらうことができます。
さきほどお話ししたように、インフルエンサーには4つのタイプがあり、それぞれ特徴を持っています。
インフルエンサーを活用したインスタグラムマーケティングを成功させるためには、自社の商材と相性が良いインフルエンサーに協力してもらわなければなりません。
これができなければインフルエンサーを活用しても、うまく効果を出していくことは難しくなります。
業者に依頼することで、そういったリスクを抑えることができます。
ひとくちにインフルエンサーといっても、たくさんの人がいます。
そのなかから、自社の商材と相性の良いインフルエンサーを探すとなると、相当な時間がかかります。
インフルエンサー選びのノウハウがあるところならまだしも、ノウハウも何もない状態でインフルエンサーを探すとなると、なおのこと時間が必要になるでしょう。
業者に依頼すれば、そうした手間を省くことができます。
▶CIN GROUPのインフルエンサーマーケティングについて
もう1つの方法が、自社でインフルエンサーを選別してDMなどで直接、協力を依頼することです。この探し方のメリットは以下の2つが挙げられます。
・費用を抑えてインフルエンサーを見つけられる
・インフルエンサーとのネットワークを構築できる
インフルエンサーを探すときに業者をはさむと、紹介料という形で費用がかかります。
一方、自社でインフルエンサーを見つけて直接依頼すれば、その費用を抑えることができます。
業者に依頼してインフルエンサーを見つけるとなると、インフルエンサーとのやりとりは基本的に業者が行ないます。
そうすると、インフルエンサーと直接やりとりを行なうことは難しくなります。
しかし、直接依頼すればインフルエンサーとやりとりを行なえるため、それを通じてネットワークを構築できます。
これは、継続的に協力を依頼しやすくなることにもつながります。
インスタグラムでは、20代~30代の女性がメインのユーザーです。そのため、女性が興味・関心を持つような商材をPRしたい企業のほうが、プロモーションの成功確率が高くなります。
ここでは、インスタグラムマーケティングでタッグを組みたい人気のインフルエンサーを何人か紹介します。事務所などに所属していないインフルエンサーだったら、直接DMで依頼してみてもいいかもしれませんよ。
.yc__mam
インスタグラム:https://www.instagram.com/yc__mam/?hl=ja
フォロワー数:10万6千人(2018年12月時点)
._____ma.k.o
インスタグラム:https://www.instagram.com/_____ma.k.o/?hl=ja
フォロワー数:6万9千人(2018年12月時点)
.miyopu
インスタグラム:https://www.instagram.com/miyopu/?hl=ja
フォロワー数:29万4千人
続いて、企業とインフルエンサーがタッグを組んだ事例をチェックしていきましょう。
.ngs.rky.kuy
インスタグラム:https://www.instagram.com/ngs.rky.kuy/?hl=ja
フォロワー数:22万3千人(2018年12月時点)
企業:富士フイルム株式会社
これは、富士フイルムのカメラを使って写真を撮影、投稿している事例です。プロフィールのところに、「FUJIFILM X-T20」と型番を載せていることから、このカメラの画質の良さに興味・関心を持ったインフルエンサーのファンに購入してもらうことを意図していると考えられます。
.ayanakamura_
インスタグラム:https://www.instagram.com/ayanakamura_/?hl=ja
フォロワー数:10万5千人(2018年12月時点)
企業:株式会社ぶんか社「Gina(ジーナ)」
これは、雑誌「Gina(ジーナ)」とコラボしているインフルエンサーのアカウントです。PRしたい洋服をインフルエンサーに紹介してもらい、そのファンに購入してもらうことを意図していると考えられます。
いかがでしたか?
インスタグラムマーケティングの一環としてインフルエンサーを活用するなら、選び方が何よりも重要となります。
ぜひ、今回ご紹介してきたことを参考にして、自社の商材と相性の良いインフルエンサーを見つけてみてください。
この記事の執筆者
Instagram運用ディレクター
鈴木
これまでに100社以上のInstagram運用を支援。企画力に定評があり、現在も指名される形で数十社のアカウント運用をサポート中。