最終更新日:2024.08.09
「インスタの投稿が全然伸びない…」
「どんな投稿をつくればいいのかわからない…」
このようなことでお悩みですか?
本記事では、インスタグラムで「いいね」や「保存」をたくさん集めて、競合と差をつけるための投稿のコツを解説します。
基本の投稿機能やエンゲージメントを増やす方法、リーチ数を伸ばすテクニックも解説しますので、インスタグラムの投稿に関する知見を深めたい方は、ぜひご覧ください。
目次
インスタグラムのメインとなる投稿機能がフィード投稿です。フィード投稿では、写真や動画を1枚から最大10枚までアップできます。
1枚目に表示される画像や動画は最もユーザーの目に止まりやすいものです。そのため、特に力を入れて作成するのがポイントです。
また、フィード投稿では、キャプションやハッシュタグ、位置情報なども追加可能です。
投稿の内容を説明したり、アピールポイントを記載したりできる機能です。ユーザーに語りかけることで、コミュニケーションを取ることができます。
投稿に設定できる「#」がついたタグです。ユーザーが興味関心に基づいて検索する際に役立ちます。
投稿内容の位置情報を伝えることができる機能です。設定することで、その場所に訪れたユーザーや、その場所に関心のあるユーザーに投稿を見てもらえる可能性が高まります。
ストーリーズは、24時間で消える投稿機能のことです。写真や動画を投稿できる点はフィード投稿と同じですが、ストーリーズでは、テキストやスタンプ、GIF、音楽などを加えて、より魅力的なコンテンツを作成できます。
また、アンケートやクイズ、質問などの機能を使って、フォロワーと双方向のコミュニケーションを取れる点も特徴です。
たとえば、アンケートやクイズを実施すると、フォロワーのエンゲージメントを高めることができます。フォロワーの意見や興味関心を把握する良い機会にもなります。
一方で、質問機能を使えば、フォロワーとよりパーソナルなコミュニケーションを取ることができます。フォロワーからの質問に答えることで、親近感や信頼感を高めることも可能です。
ストーリーズは、フィード投稿よりも気軽に投稿できるため、日常的な出来事や、その時の気持ちなどを共有するのに最適です。
リールは、15秒~90秒の短い動画を投稿できる投稿機能です。音楽やエフェクト、フィルターなどを加えて、動画を魅力的に編集できます。
リールは、他のユーザーの発見タブに表示される可能性があり、多くのユーザーに動画を見てもらうチャンスがあります。そのため、フォロワーを獲得したり、アカウントの認知度向上につなげたりするのに効果的です。
また、他のユーザーのリール動画を自身のストーリーズでシェアすることも可能です。
リールを効果的に活用することで、より多くのユーザーにアカウントや投稿を見てもらい、エンゲージメントを高められることが期待できます。
インスタグラムの投稿は、ユーザーにブランドを知ってもらえるきっかけとなるもので、しかもユーザーとのコミュニケーションを生み出します。
ここでは、そんな投稿づくりのコツを3つ解説します。
インスタグラムは視覚的な要素が重要なプラットフォームです。ユーザーの目に止まり、心を掴むためには、魅力的な画像や動画が欠かせません。下記、ユーザーの関心を引くための画像&動画作成のコツをご紹介します。
ただ被写体を捉えるのではなく、構図を工夫することで、写真を見た人の印象を大きく変えることができます。
写真の構図には、「三分割構図」「日の丸構図」「対角線構図」など、さまざまな種類があります。
それぞれの構図の特徴を理解し、写真の内容や伝えたい雰囲気に合わせて使い分けることが重要です。
写真や動画の色使いは、ユーザーに与える印象を大きく左右する要素の一つです。暖色系の色は温かみを感じさせ、寒色系の色はクールな印象を与えます。
また、パステルカラーは可愛らしい雰囲気、モノトーンはスタイリッシュな雰囲気を演出します。色の組み合わせ方によっても印象が変わるため、色の持つ心理的効果を意識しながら、表現したい世界観に合った色使いを心がけましょう。
せっかく素敵な写真や動画を撮影しても、画質が悪ければ魅力が半減してしまいます。インスタグラムに投稿する際は、できるだけ高画質で撮影するように心がけましょう。
スマートフォンのカメラ機能は年々進化しており、高画質な写真や動画を簡単に撮影できるので、積極的に活用しましょう。また、撮影後に編集アプリを使って画質を調整するのもおすすめです。
インスタグラムの動画は、最初の数秒でユーザーの心を掴めるかどうかが重要です。なぜなら、ユーザーはフィードをスクロールしながら、多くの動画を流し見しているためです。
最初の数秒で興味を引くことができなければ、すぐに別の動画へとスクロールされてしまいます。動画の冒頭部分にインパクトのあるシーンを持ってきたり、ユーザーの好奇心を刺激するような編集を心がけたりして、最後まで見てもらえるような動画作りを目指しましょう。
近年の投稿の傾向では、画像や動画に文字入れ加工を施すのが一般的となっています。文字入れ加工を施すことで、少ない画像や動画でもユーザーに情報を伝達することができます。
また、ユーザーは一目でその情報が自分に役立つものか判断できるようになります。ハウツー系や豆知識系の情報を発信するのなら、文字入りコンテンツを取り入れるのがおすすめです。
魅力的な画像や動画と共に、キャプションもユーザーの心を掴むうえで重要な役割を担います。ここでは、わかりやすく魅力的なキャプションを作成するためのコツをご紹介します。
誰にメッセージを届けたいのかを明確にすることで、キャプションの内容や言葉遣いを効果的に調整することができます。
たとえば、10代の女性をターゲットにする場合と、30代の男性をターゲットにする場合では、使用する言葉遣いや興味関心が異なります。
キャプションを作成する前に、どのようなユーザーにメッセージを届けたいのかを明確にしましょう。
ユーザーに伝えたい情報を具体的に記述することで、内容がより明確に伝わりやすくなります。
たとえば、旅行先の情報を発信する場合、「景色が綺麗でした」と記述するよりも、「〇〇山の頂上から見た夕日は絶景でした」と記述するほうが、ユーザーは具体的な情景をイメージしやすくなります。
抽象的な表現ではなく、具体的な言葉を使って情報を伝えるように心がけましょう。
キャプションの最後に質問を投げかけることで、ユーザーとのエンゲージメントを高めることができます。質問の内容は、投稿内容に関連したものや、ユーザーの意見を聞きたいものなど、何でも構いません。
たとえば、「皆さんのオススメの観光スポットはありますか?」「この景色を見た感想を教えてください」といった質問を投げかけることで、ユーザーからのコメントやリアクションを期待することができます。
ただし、質問ばかりを繰り返すと逆効果になる可能性もあります。バランスに注意しながら取り入れるようにしましょう。
キャプションは、読みやすさも重要な要素です。改行を効果的に活用することで、文章が読みやすくなり、ユーザーに内容が伝わりやすくなります。
スマートフォンで閲覧することを意識し、1行が長くなりすぎないように適度に改行を入れるように心がけましょう。
ハッシュタグは、インスタグラムの投稿を多くのユーザーに見てもらうために欠かせない要素です。ここでは、効果的なハッシュタグを設定するためのコツをご紹介します。
ハッシュタグには、大きく分けて「ビッグワード」「ミドルワード」「スモールワード」の3種類があります。
投稿内容に関わる最も一般的なハッシュタグ。投稿数が10万以上。
例:#京都、#京都旅行、#清水寺
ビッグワードよりも少し具体的な意味を表すハッシュタグ。検索数が1万~10万。
例:#清水寺カフェ、#清水寺ライトアップ
ミドルワードよりさらに具体的な意味を表すハッシュタグ。検索数が1万以下。
例:#清水寺食べ歩き、#清水寺グルメ、清水寺ランチ
ハッシュタグを設定する際は、ビッグワード、ミドルワード、スモールワードを上手に組み合わせるのがポイントです。
最近の傾向では、
となっています。
投稿内容と関連性の低いハッシュタグを使用しても、効果は期待できません。
たとえば、旅行の写真にファッション関連のハッシュタグを付けても、興味のあるユーザーには届きにくいです。
ハッシュタグは、投稿内容に興味を持つユーザーに情報を届けるためのものだということを意識して、適切なものを選びましょう。
ハッシュタグは、本文の最後尾にまとめて記載するのが一般的です。
ただし、本文の途中に関連性の高いハッシュタグを自然な形で挿入することで、読みやすさを損なわずに自然な形で情報を伝えることができます。
また、最初のコメントにハッシュタグを記載する方法もあります。この方法であれば、本文をスッキリと見せることができます。
なお、ハッシュタグの付け過ぎは逆効果になる可能性もあるため注意が必要です。ハッシュタグは最大30個まで設定できますが、無理して設定する必要はなく、投稿によっては10個程度に絞るのが効果的の場合があります。
エンゲージメントとは、「いいね!」や「コメント」、「保存」、「シェア」など、ユーザーが投稿に対して起こした反応を指します。
エンゲージメント率が高いほど、インスタグラムのアルゴリズムに評価されやすく、より多くのユーザーに投稿を届けられる可能性が高まります。
ここでは、そんなエンゲージメントを増やす投稿テクニックをご紹介します。
インスタグラムでエンゲージメントを獲得するには、ユーザーがアクティブな時間帯に投稿することが重要です。
一般的には、通勤・通学時間帯(7時~9時)、昼休み時間帯(12時~13時)、帰宅後の時間帯(19時~22時)がアクティブな時間帯と言われています。
ただし、ユーザーの属性やライフスタイルによってアクティブな時間帯は異なります。インサイト機能で、フォロワーの属性やアクティブな時間帯を分析し、最適な投稿時間帯を探ってみましょう。
インスタグラムでは、一方的に情報を発信するだけでなく、フォロワーと双方向のコミュニケーションを図ることが重要です。
積極的にコミュニケーションを取ることで、フォロワーとのエンゲージメントを深め、ファン化につなげることができます。
投稿へのコメントには、できるだけ早く返信しましょう。コメントに返信することで、フォロワーとの距離を縮め、親近感を持ってもらうことができます。
また、質問には丁寧に答えることで、信頼関係を築くことができます。コメントに対して「いいね」をするだけでも、反応したことを伝えることができます。
インスタグラムのライブ配信やストーリー機能は、リアルタイムでフォロワーとコミュニケーションを取ることができるため、エンゲージメントを高めるために効果的です。
ライブ配信では、質問を募集したり、商品やサービスの裏側を紹介したりすることで、フォロワーの興味関心を引くことができます。
一方で、ストーリーズでは、アンケート機能や質問ステッカーを使ってフォロワーの意見を聞いたり、クイズを出題して楽しませたりすることができます。
UGC(User Generated Content)とは、ユーザーによって生成されたコンテンツのことです。企業のアカウントでUGCを活用することで、ユーザー参加型のキャンペーンを実施したり、商品やサービスに対する愛着を高めたりすることができます。
たとえば、「#〇〇チャレンジ」のようなハッシュタグキャンペーンを実施し、ユーザーに指定のハッシュタグをつけて投稿を促すことで、UGCを収集することができます。
また、ユーザーから送られてきた写真や動画をリポスト(再投稿)することで、ユーザーに感謝の気持ちを伝えるとともに、他のユーザーにも拡散することができます。
UGCを活用することで、ユーザーとのエンゲージメントを高め、より親しみやすいブランドイメージを構築することができます。
リーチ数とは、投稿を閲覧したユーザーの数を指します。
より多くのユーザーに投稿を見てもらうためには、リーチ数を伸ばすことが重要になります。
ここでは、投稿のリーチ数を伸ばすためのコツを解説します。
繰り返しになりますが、ハッシュタグは、インスタグラムの投稿を見つけやすくするための重要な要素です。
適切なハッシュタグを使うことで、より多くのユーザーに投稿を表示させることができます。
下記、ハッシュタグ選定のポイントです。
投稿の内容に関連性の高いハッシュタグを使うようにしましょう。
たとえば、カフェで撮った写真を投稿する場合、「カフェ巡り」「カフェ活」「おしゃれカフェ」といったハッシュタグが考えられます。
このように、投稿の内容とユーザーの検索意図が合致するハッシュタグを選ぶことが重要です。
ハッシュタグは、多くつければ良いというものではありません。
一般的には、30個つけるのが良いと言われていますが、投稿内容によっては10個程度が望ましいこともあります。
無意味にあまりにも多くのハッシュタグをつけると、スパムとみなされてしまう可能性もあるため、注意が必要です。
投稿の内容やアカウントの規模、競合が設定しているハッシュタグの数に合わせて、最適な数を検討しましょう。
ハッシュタグには、多くの人が検索する人気のハッシュタグと、特定のテーマに興味を持つ人が検索するニッチなハッシュタグがあります。
リーチ数を最大化するためには、これらのハッシュタグをバランス良く組み合わせることが重要です。
人気のハッシュタグで多くの人の目に触れつつ、ニッチなハッシュタグで特定の層へのアピールを狙うことができます。
インスタグラムのアルゴリズムは、新しい投稿を優先的に表示する傾向があります。
そのため、多くのユーザーがアクティブな時間帯に投稿することで、リーチ数を伸ばすことが期待できます。
ユーザーの属性や行動パターンを分析し、最適な投稿時間を特定しましょう。
エンゲージメント率とは、いいね!やコメント、保存などのアクションが投稿に対してどれくらい行なわれたかを表す指標です。
インスタグラムのアルゴリズムは、エンゲージメント率の高い投稿を優遇する傾向があります。
そのため、ユーザーにアクションを起こしてもらいやすいような投稿を心がけることが重要です。
コメントやDMを通じて、ユーザーと積極的にコミュニケーションを取りましょう。
ユーザーからの質問に答えたり、感謝の気持ちを伝えたりすることで、エンゲージメント率の向上につながります。
また、ライブ配信やQ&Aセッションなどを実施することで、ユーザーとの距離を縮めることも効果的です。
ユーザーの心を掴むような魅力的なキャプションを作成しましょう。
たとえば、質問を投げかけたり、共感を呼んだり、行動を促したりするようなキャプションが効果的です。
また、絵文字などを使用することで、親しみやすい印象を与えることもできます。
インスタグラム以外のSNSと連携することで、より多くのユーザーに投稿を拡散することができます。
たとえば、XやFacebookにインスタグラムの投稿をシェアしたり、ブログやウェブサイトにインスタグラムのアカウントへのリンクを貼ったりするなどが考えられます。
それぞれのSNSの特徴を理解し、効果的に連携することで、リーチ数の拡大を目指しましょう。
インフルエンサーとは、SNSで多くのフォロワーを持ち、強い影響力を持つ人のことを指します。
インフルエンサーに自身のアカウントや商品を宣伝してもらうことで、リーチ数の大幅な増加が見込めます。
ただし、インフルエンサーマーケティングは費用がかかる場合もあるため、予算や目的を考慮したうえで検討する必要があります。
インスタグラム広告を配信することで、より多くのユーザーにリーチすることができます。
広告配信では、ターゲットとなるユーザー層を指定することができるため、効率的にリーチ数を伸ばすことが可能です。
ただし、広告配信にも費用がかかるため、予算に合わせて検討する必要があります。
これらの施策を組み合わせることで、より効果的にリーチ数を伸ばすことができます。
日々の分析と改善を繰り返しながら、自身のアカウントに最適な方法を見つけ出していきましょう。
インスタグラムで多くのユーザーに投稿を見てもらうためには、インスタグラムのアルゴリズムを理解し、それに合った投稿をすることも重要になります。
アルゴリズムとは、ユーザー一人ひとりの興味関心に基づいて、最適な投稿を表示させるための仕組みのことです。
つまり、アルゴリズムに評価されることで、より多くのユーザーの発見タブやフィードの上位に表示されやすくなり、リーチ数の拡大につながります。
インスタグラムのアルゴリズムは常に変化していますが、基本的にはユーザーの行動に基づいて評価しています。
主な評価ポイントは次の点が挙げられます。
ハッシュタグ検索や発見タブで、評価のシグナルがやや異なりますが、基本的には上記が評価されるポイントとなります。
これらの評価ポイントを踏まえて、ユーザーの心を掴む魅力的なコンテンツづくりや、適切な投稿時間、ハッシュタグの選定など、戦略的な運用が重要となります。
PDCAサイクルを回すことは、ユーザーの反応を獲得する効果的な投稿を発見し、運用に活かしていく際に有効です。また、闇雲に投稿を続けるリスクを防ぐこともできます。
ほかにも、次のようなメリットがあります。
PDCAサイクルを回すことで、これらのメリットを享受しながら、インスタグラムを運用できます。
インスタグラムにはインサイトという、フォロワーの属性や投稿のエンゲージメントなど、アカウントの状況を数値で把握できる機能が備わっています。このインサイトを活用して、アカウントを詳細まで分析し、効果的な投稿づくりに活かしましょう。
インスタグラム運用において投稿づくりは非常に重要な作業です。
投稿の出来次第でインスタグラム運用が成功するか失敗するか、決まると言っても過言ではありません。
ぜひ、今回ご紹介してきたことを参考にして、魅力的な投稿づくりを取り組んでみてください。
この記事の監修
Instagram運用ディレクター
鈴木
これまでに100社以上のInstagram運用を支援。企画力に定評があり、現在も指名される形で数十社のアカウント運用をサポート中。
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