最終更新日:2025.02.17
近年、企業のマーケティングにおいて、SNSの活用は重要な施策となっています。
しかし、それと同時に
「とりあえずアカウントを作ったものの、何から手をつければいいかわからない…」
「なかなかリーチが増えず、効果を感じられない…」
といった悩みを持つケースも増えています。
この記事では、そんなSNS運用に関わる課題を解決に導く、企業のSNS活用で重要なポイントをご紹介します。自社のSNSアカウントを成長させたい方は、ぜひご覧ください。
目次
SNSを企業で効果的に活用するためには、まずSNSを運用できる体制を構築する必要があります。専任の担当者やチームを設置し、投稿内容の企画、スケジュール管理、ユーザーからの問い合わせ対応など、それぞれの役割を明確にすることで、スムーズな運用が可能となります。
たとえば、コンテンツの作成を担当するスタッフと、ユーザーとのコミュニケーションを担当するスタッフをわけることで、それぞれの専門性を活かした効率的な運用が期待できます。また、SNSの最新トレンドやプラットフォームの特性を理解したスタッフを起用することで、より効果的な情報発信が可能になります。
企業のSNS活用では、まずどのSNSを運用するか検討します。ひとくちにSNSと言っても、その種類は豊富にあります。
下記、主要なSNS一覧です。
SNS | 特徴 | 主なユーザー層 | 運用が向いているジャンル例 |
---|---|---|---|
画像・動画投稿が中心。ストーリーズ・リールが人気 | 20~40代、女性多め | 美容・ファッション・飲食・ライフスタイル系 | |
TikTok | 短尺動画がメイン。拡散性が高い | 10~30代、Z世代が中心 | エンタメ・トレンド商品・若年層向けブランド |
YouTube | 長尺動画に強く、検索流入が多い | 幅広い年代 | 教育・商品レビュー・BtoBマーケティング |
X(旧Twitter) | リアルタイム性が強く、拡散力が高い | 20~40代、男女問わず | IT・ニュース・エンタメ・カジュアルブランド |
Threads | Instagram連携のテキスト中心SNS | 20~30代、Instagram利用者 | ブランドの世界観発信・ファンとの交流 |
実名登録で信頼性が高い。ビジネス向け | 30~50代、ビジネス層 | BtoB・海外市場向け・コミュニティ形成 | |
LINE | 1対1のコミュニケーションに強い | 幅広い年代 | 小売・飲食・会員制サービス・リピーター施策 |
画像検索・ブックマーク機能が強い | 20~40代、女性多め | インテリア・美容・ハンドメイド・EC |
運用するSNSは、自社の商品・サービスのメインターゲットが多く利用しているSNSを選ぶのが基本です。また、自社のリソースを考慮することも大切です。あまり人員を割けないのに、複数のSNSを運用するのは現実的ではありません。専任の担当者を置けず、かつ兼務の担当者が少数の場合は、運用するSNSをひとつに絞ることがおすすめです。
SNSは各プラットフォームごとで、機能に特長がありますし、ユーザー層も異なります。そのため、SNSを活用する際は、各プラットフォームの特性に合わせた運用戦略を立案することが重要です。
たとえば、Xはリアルタイムな情報発信に適しており、最新ニュースやキャンペーン情報の拡散に効果的です。一方で、Instagramは視覚的なコンテンツが中心のため、商品・サービスの魅力を画像や動画で伝えるのに向いています。
ターゲットとするユーザー層やブランドイメージに合ったSNSを選び、それぞれの特性を最大限に活かすコンテンツを企画・投稿しましょう。そうすることで、効果的な情報発信が可能になります。また、各SNSのアルゴリズムやトレンドを把握し、適切なハッシュタグや投稿のタイミングを検討することもポイントです。
ターゲットに刺さるコンテンツを発信することもSNS運用では重要な要素です。ターゲットに刺さるコンテンツを企画するためには、まず自社のターゲット像を明確にする必要があります。年齢や性別、興味・関心事を詳細に分析し、そのユーザーが求めている情報を提供しましょう。
たとえば、若者向けのファッションブランドであれば、最新トレンドを取り入れたコーディネートを紹介するコンテンツが有効だと考えられます。また、ユーザーが共感できるストーリーや役立つ情報を盛り込むことで、エンゲージメントも高まります。
SNS活用では、コンテンツを定期的に発信することも欠かせません。継続的な情報発信がユーザーとの信頼関係を築き、ブランドを覚えてもらえることにつながるからです。
たとえば、毎週決まった曜日に新製品の情報や業界の最新ニュースを投稿すると、ユーザーはその情報を期待してSNSを訪れるかもしれません。
また、定期的な情報発信はアルゴリズムにも良い影響を与え、投稿の露出度を高める効果を期待できます。ただし、無理のないスケジュールで質の高いコンテンツを提供することがポイントです。
ユーザーとの積極的な交流も大切です。ユーザーからのコメントやメッセージには迅速かつ丁寧に返信し、信頼関係を築いていきましょう。
たとえば、製品に関する質問や意見に対して適切な対応を行なえば、ブランドへの好感度が高まるかもしれません。また、SNS上でアンケートやキャンペーンを実施すると、ユーザーの参加意欲を高められます。
さらに、ユーザーが投稿した自社製品の写真やレビューを共有すれば、コミュニティの活性化につながります。積極的なコミュニケーションを通じて、ユーザーとのつながりを深めましょう。
企業のSNS運用では、アカウント運用だけでなく、広告の活用も検討しましょう。広告を併用することで、通常のアカウント運用では訴求できない層にも効率的に情報を伝えることができます。広告はターゲット層を詳細に設定でき、商品・サービスの認知度向上に大きく寄与します。
たとえば、Facebook広告では、年齢、性別、興味関心などの細かな条件で広告を配信できます。これにより、自社の商品・サービスに関心を持つ潜在顧客に直接アプローチできます。さらに、広告予算も柔軟に設定できるため、予算規模に合わせた効果的な運用が行なえます。
アカウント運用と広告を組み合わせることで、企業のSNS活用はよりマーケティング効果を期待できることにつながります。
企業がSNSを活用する際には、炎上に注意が必要です。不適切な投稿がSNS上で拡散されると、企業の信頼が損なわれます。たとえば、誤情報の発信やユーザーへの不誠実な対応は、炎上の原因となります。そのため、投稿内容は法令や社会的なルールを遵守し、事前に確認しましょう。
また、ユーザーからのコメントには迅速かつ誠実に対応し、信頼関係を築く努力を心がけましょう。リスク管理体制を整え、不測の事態に備えることで、安心してSNSを活用できます。
SNS運用で最も重要なポイントは継続して運用することです。一時的な投稿ではなく、定期的かつ一貫性のある情報発信が、ユーザーとの信頼関係を構築することにつながります。
たとえば、週に数回の投稿スケジュールを設定し、ユーザーとのコミュニケーションを積極的に図ることで、ブランドの認知度を高めることができます。継続的な運用は手間がかかるかもしれませんが、その努力が長期的な成果につながります。
SNSの活用は、企業のマーケティングにおいて非常に重要な位置づけとなっています。SNSは無料で利用できるため、積極的に活用し、自社のマーケティングに活かしていきましょう。それが、SNS時代において自社の認知度アップやブランドイメージの向上につながり、市場での優位性を高められることにつながります。
この記事の監修
Instagram運用ディレクター
鈴木
これまでに100社以上のInstagram運用を支援。企画力に定評があり、現在も指名される形で数十社のアカウント運用をサポート中。
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