最終更新日:2024.05.29
インスタグラムには、個人用アカウントとは別にプロアカウントというものがあります。プロアカウントとは、簡単に言うとビジネス用のアカウントのことです。
個人用アカウントから切り替えることで、アクションボタンやインスタグラム広告、インサイトなど、ビジネス活用の際に役立つ機能を使えるようになります。
本記事では、そんなプロアカウントの種類や切り替える方法などについてまとめました。プロアカウントの活用を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
プロアカウントには、次の2つの種類があります。
個人用アカウントからプロアカウントに切り替えるときは、この2つのどちらかを選択します。
では、「何を基準にビジネスアカウントとクリエイターアカウントを選択すればいいのか?」ということですが、一般的には企業はビジネスアカウントで、個人はクリエイターアカウントに設定します。
上記の画像は、プロアカウントに切り替える際の手続きの画面なのですが、ビジネスアカウントは、
・小売店
・ローカルビジネス
・ブランド
・組織
・サービスプロバイダー
に適したアカウントと記載されています。
一方、クリエイターアカウントは、
・公人
・著名人
・コンテンツプロデューサー
・アーティスト
・インフルエンサー
に最適なアカウントと記載されています。
つまり、企業がビジネスアカウントを選ぶこと、個人がクリエイターアカウントを選ぶことは、インスタグラムもすすめていることなので、どちらにするか迷ったらインスタグラムがすすめる通りに設定するとよいでしょう。
なお、ビジネスアカウントの特長などについては下記の記事でも解説しています。
ビジネスアカウントとクリエイターアカウントについては、かつて「カテゴリや連絡先の表示・非表示を選択できる」というような機能的な部分に違いがありました。
ですが、現在のところ、両者に大きな違いはないようです。
インスタグラムのヘルプセンターにも、ビジネスアカウントとクリエイターアカウントの違いについては記載されていません。
では、プロアカウントにはどのようなメリットがあるのか、ひとつずつ解説します。
プロアカウントにすると、
・アクションボタン
・インスタグラム広告
・インサイト
・ショッピング機能
などの機能を使えるようになります。これらの機能は、インスタグラムで認知拡大や購買促進、販売経路拡大などを実現させたいときに大きく貢献してくれます。
たとえば、ショッピング機能を導入すれば、投稿やストーリーズなどに商品タグをつけられるようになります。ユーザーをスムーズにECサイトやショップに誘導できます。
また、インスタグラム広告を取り入れれば、狙った層にアカウントを発見してもらえます。ブランドやご自身の認知を効果的に広げられます。
インサイトには、ユーザーの行動がデータとしてまとめられています。
どの投稿がよく見られているのか、その投稿に対してどれくらいのアクション(いいねやコメント、保存)が集まったか、ということが一目でわかるようになります。
このようにユーザー行動を可視化することで、効果的なアカウント運用ができるようになります。ここもプロアカウントの大きなメリットと言えます。
プロアカウントは無料で利用できる機能です。
個人用アカウントからプロアカウントに切り替えることで、費用がかかることはありませんので安心して利用してください。
ただし、プロアカウントに移行後、インスタグラム広告を配信するなどすれば費用がかかります。
続いて、プロアカウントのデメリットを解説します。
非公開アカウントは、許可したユーザーしか閲覧できないアカウントのことです。個人用アカウントは、任意でアカウントを非公開にすることができますが、プロアカウントでは、この機能を使用できません。アカウントは常に公開された状態になります。
ただし、何かしらの目的があってプロアカウントに切り替えると思うので、基本的には非公開アカウントにする意味はないと思います。その点、あまり大きなデメリットとは言えないかもしれません。なお、特定のユーザーがアカウントを閲覧できないブロック機能は、プロアカウントでも使用できます。
プロアカウントに切り替える方法は非常に簡単です。
以下、プロアカウントへの移行手順をまとめたので、参考にしながら切り替えてみてください。
1.右上の「≡」をタップします。
2.「アカウントの種類とツール」をタップします。
3.「プロアカウントに切り替える」をタップします。
4.「次へ」をタップします(4枚あるので、すべてタップ)。
5.カテゴリを設定します。検索窓に任意のワードを記載すると、そのワードに関連しているカテゴリが表示されるので、それを設定してもいいですし、「おすすめ」として表示されているもののなかから、適したカテゴリを選んでもいいです。
また、プロフィールにカテゴリを表示させるかどうかもチェックします。ここではカテゴリを「衣料品(ブランド)」に設定し、プロフィールへの表示はさせないことにします。
6.ビジネスアカウントorクリエイターアカウントのどちらかを選びます。基本的には企業はビジネスアカウント、個人はクリエイターアカウントに設定すればOKです。
「5」で設定したカテゴリに応じて、インスタグラムがアカウントのタイプをすすめてくれるので、その提案通りに決めてもいいです。
今回は、カテゴリが「衣料品(ブランド)」だったので、ビジネスアカウントで進めます。
7.プロモーションメールを受け取るか決めます。受け取る場合、チェックします。
8.連絡先情報を記入します。すべて記入することで、ユーザーに正確な情報を伝えられるようになります。メールアドレス、電話番号、住所はできるだけ記載しましょう。ここで記載した情報に基づいてアクションボタンを設定したりするので、特に実店舗ビジネスの場合は、正確な情報の入力がおすすめです。
9.次にアカウントと紐づけるFacebookページを選びます。このタイミングで紐づけたい場合は、「次へ」をタップします。そうすると、紐づけるFacebookページが表示されるので、そこで選択します。一方、このタイミングでFacebookページを紐づけない場合は、「スキップ」をタップし、次の手順に移ります。
※Facebookページの紐づけは、プロアカウントに移行後、設定することができます。
10.この画面が表示されたら、プロアカウントへの移行が完了です。右上の「×」をタップすると、プロアカウントに移行後のプロフィールに移動できます。
※「×」をタップせずに、各項目の情報を設定してもよいです。
前項で設定した項目(カテゴリや連絡先、連携させるFacebookページなど)の情報は、プロアカウントに移行後に修正することができます。
1.「プロフィールを編集」をタップします。
2.「ビジネスの公開情報」に各設定項目があるので、該当の部分を修正します。
もし、プロアカウントに移行する際にスキップした部分や、入力情報が誤った部分があれば、ここで修正しましょう。
一度、プロアカウントにしたあとに個人用アカウントに戻したいときは、以下の手順で進めてください。
1.「≡」をタップします。
2.「ビジネスツールと管理」をタップします。
3.「アカウントタイプを切り替え」をタップします。
そうすると、個人用アカウントに切り替える項目が表示されるので、あとはその手順通りに進めれば、個人用アカウントに切り替えることができます。
プロアカウントにすることで、ショッピング機能やインスタグラム広告、インサイトなど、ビジネス活用で役立つ機能を使えるようになります。
商品の購買促進やブランドの認知拡大のためにインスタグラムを使用する場合は、プロアカウントに切り替えることがおすすめです。
この記事の監修
Instagram運用ディレクター
鈴木
これまでに100社以上のInstagram運用を支援。企画力に定評があり、現在も指名される形で数十社のアカウント運用をサポート中。
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