最終更新日:2025.06.03
Instagram運用では、その成功を導く際に重要な指標を理解しておくことが大切です。この記事では、そんなInstagram運用で注目すべき5つの重要な指標を解説します。Instagram運用を成功させるためには何を目指していけばいいのか、気になる方はぜひ参考にしてください。
Instagram運用において重要な指標は次の5つです。
インプレッション数は、投稿がユーザーの画面に表示された回数のことです。同じユーザーが何度見ても1回ごとにカウントされるため、認知度の広がりを測るうえで重要な指標のひとつと考えられています。
インプレッション数が多いことは、アルゴリズムからの評価が高く、発見タブやハッシュタグ検索などに載る可能性を高めることにつながります。また、フォロワー以外の層にリーチできるため、新規フォロワーの獲得やエンゲージメントの増加にもつながりやすくなります。結果として、ブランドの知名度向上や集客・売上への貢献も期待できます。その点、インプレッション数の最大化は、Instagram運用の基盤となる重要な要素となります。
Instagram運用では、どれだけ良いコンテンツを作っても、ユーザーの目に触れなければ意味がありません。インプレッション数を高める工夫を取り入れましょう。
インプレッションを増やすには、関連性の高いハッシュタグを活用し、検索などでの露出度を高めることがポイントになります。また、投稿の時間帯を分析し、フォロワーが最もアクティブな時間に投稿することも大切です。さらに、ストーリーズやリールなど、複数の投稿機能を使い分けることで、表示回数を自然と増やしやすくなります。
リーチは、投稿を見た「ユニークユーザー」の数を示す指標です。どれだけ多くの新規ユーザーに投稿が届いたかを把握するのに役立ちます。つまり、この指標はInstagram上での「認知拡大」に直結します。
特にフォロワーの獲得やサービス認知度の向上を目的としたアカウントでは、リーチの拡大が欠かせません。また、フォロワー外への到達が多い投稿は、Instagramのアルゴリズムにおいても「質の高い投稿」と判断されやすく、発見欄に掲載される機会が増えます。そのため、Instagram運用ではリーチ数を伸ばすことも意識しましょう。
リーチ数を伸ばすには、まず保存されやすい有益なコンテンツ(例:ハウツー系やチェックリストなど)を投稿することがポイントです。また、リールを活用してアルゴリズムに好かれる動画を投稿したり、コラボ機能を使って他のアカウントと連携したりすることで、新たなユーザー層へリーチすることができます。
なお、フォロワー数に対するリーチを測り、「リーチ率」を重要な指標とすることもあります。
プロフィール遷移率とは、投稿を見たユーザーのうち、どれくらいの割合がプロフィールまで訪れたかを示す指標です。この数値が高いと、ユーザーが投稿を通じて、アカウントに対して興味・関心を引いていることを意味します。それは、ユーザーに次のアクション(フォローや商品リンクのクリック)を引き起こす要因となります。
プロフィールは、アカウントの世界観やサービス内容を伝える場所です。その遷移率を高めることは、ユーザーとの信頼構築やブランドの魅力を伝達できることにつながり、最終的にフォロワー増加やコンバージョン率向上といった成果に直結します。そのため、Instagram運用では、プロフィールの遷移率を高める工夫も求められます。
プロフィール遷移率を高めるには、ユーザーに「ほかの投稿も見てみたい」と思ってもらえるほど、高品質なコンテンツを発信することが求められますが、キャプションの最後に「詳細はプロフィールへ」などの誘導文を入れるのもポイントです。
フォロー率は、プロフィールに遷移したユーザーのうち、どれだけの人がフォローしたかを示す数値です。この指標は、ユーザーのアカウントへの関心や信頼度を示す重要な指標と考えられています。
高いフォロー率を維持することで、投稿を見たユーザーが「今後も継続して情報を得たい」と感じた証拠となります。着実にファン層を築いていくことができ、中長期的なエンゲージメントや売上の安定につながります。
また、Instagramのアルゴリズムにおいても、「フォローに至った投稿」は評価が高く、他のユーザーにも表示されやすくなるため、好循環が生まれやすくなります。つまり、フォロー率の向上は、持続的なアカウント成長に欠かせないのです。
フォロー率を高めるには、プロフィール文やハイライトを整え、アカウントの価値を明確に伝えます。また、投稿に統一感を持たせたり、「毎週〇曜日に役立つ投稿を配信中」など、フォローする理由を明確にすることも大切です。
エンゲージメント率は、投稿に対してユーザーがどれだけアクションを起こしたかを示す指標です。単なる閲覧だけでなく、投稿に対して関心を持った証として重要視されます。
高いエンゲージメントは、投稿内容がユーザーの感情やニーズにしっかり届いていることを示します。この指標が高いと、Instagramのアルゴリズムからも高評価を得られやすく、より多くのユーザーに表示されるようになります。
また、いいねやコメント、保存といった行動は、ファン化や購買行動への入口となるため、ビジネス的な成果にも直結します。信頼関係を深めながら自然な形で顧客を獲得していくためにも、Instagram運用ではエンゲージメント率を向上させることを意識しましょう。
エンゲージメント率を高めるには、ユーザー参加型の投稿(例:2択質問、意見募集など)を増やすのがポイントです。また、保存したくなる情報を詰め込んだスライド投稿や、心を動かすストーリー性のある内容を意識的に投稿すると、エンゲージメント率が向上しやすくなります。
Instagramは闇雲に運用するのではなく、次の点を考慮しながら運用することが重要です。
Instagramのアルゴリズムは、ユーザー個々の好みに基づき、投稿の表示順を決めるシステムとなっています。具体的には「視聴時間」や「いいね」、「シェア」が重要視され、フォロワー外では特に「シェア」が効果的と考えられています。コンテンツをターゲットユーザーに届けるためには、これらのシグナルを理解し、リーチを最大化することが求められます。そのため、最新のInstagramアルゴリズムを理解し、それを踏まえた運用を実施することは非常に大切になります。
Instagramでは、フィード投稿だけでなく、ストーリーズやリールなど、複数の投稿機能を活用することが大切です。これらの機能を活用することで、異なるユーザー層へのリーチが可能になります。特にリールは「発見」タブやフォロワー以外のおすすめフィードに表示され、新規ユーザーへのアプローチに効果的です。また、ストーリーズはフォロワーとの関係性を高める際に適しています。複数の投稿機能を活用し、ブランド認知拡大やエンゲージメント向上につなげましょう。
定期的な投稿は、アルゴリズムによる評価を高め、フォロワーとの関係性を維持したり、強化したりするうえで重要なポイントとなります。毎日2回~3回投稿を行なうなど、高頻度過ぎるのはよくありませんが、一定の投稿頻度はアルゴリズムのアカウントのアクティブ度を高め、さらなる露出向上につながりやすくなります。継続的にコンテンツを投稿することを心がけましょう。
投稿のタイミングとユーザーのアクティブな時間を一致させることで、エンゲージメントの向上を期待できます。特に、フォロワーが最もアクティブな時間帯に投稿することで、短期間で多くの反応を得やすくなり、アルゴリズムによる表示優先度も高まります。
一般的に、20時から22時の時間帯がアクティブユーザーが多いとされています。具体的な投稿時間はインサイトを確認し、フォロワーがいつ自分の投稿を閲覧しているのか把握したうえで決めることをおすすめします。
Instagram運用では、通常投稿だけでなく、Instagram広告やキャンペーン施策を組み合わせることで、より短期間で認知拡大や集客を見込めます。広告ではターゲティング設定により、理想のユーザー層に的確にアプローチすることができます。
また、キャンペーンを通じてユーザー参加型の施策を行なうことで、フォロワーとの接点が増え、エンゲージメントも高まります。必要に応じて柔軟に活用していきましょう。
Instagram運用の成功には、リーチやフォロー率、エンゲージメント率など、各指標の数値を増やしたり、高めたりすることが大切になります。ぜひ、日々の運用の中で今回ご紹介した各指標を伸ばす工夫を取り入れていきましょう。
この記事の監修
Instagram運用ディレクター
鈴木
これまでに100社以上のInstagram運用を支援。企画力に定評があり、現在も指名される形で数十社のアカウント運用をサポート中。
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