最終更新日:2022.11.15
インスタグラムではフォロワーが減少していくことがあります。その原因がわからないままでは、どんどんフォロワーが減っていってしまうことになりかねません。本記事ではフォロワーが減少する原因とその対処法について解説します。フォロワーの減少を抑えたい方は、ぜひ参考にしてください。
フォロワーが減る原因はいくつかありますが、主要なものとしてはコンテンツが挙げられます。どのようなコンテンツがフォロワーの減少を招いているのか確認していきましょう。
・フォロワーに興味のないコンテンツを投稿している
・同じ内容のコンテンツを繰り返し投稿している
・宣伝ばかりのコンテンツとなっている
・コンテンツの投稿頻度が低い
ひとつずつ説明します。
下記からテキストの記載をお願いします。
SNSを利用するユーザーは、友人との交流の場や好きなものだけを見るために使用している傾向が強いです。そのため、フォロワーに興味のないコンテンツを投稿しているアカウントはフォローを外されやすくなります。最初は興味本位でフォローしていたフォロワーも、興味のない投稿ばかりだと判断すればすぐにフォローを外します。時代によってフォロワーの関心事も変化していくため、流行に沿ってフォロワーにさらに興味をもってもらえるような投稿を意識することが大切です。
インスタグラムユーザーは有益な情報を求めていることが多く、毎回同じ内容の投稿では新鮮味がなく飽きてしまいます。投稿の統一感を出すことも大切ですが、統一感を求めすぎていつも同じような写真や投稿をしていると、見たことのある投稿がタイムラインに何個も表示されるようになるため、フォロワーはうんざりします。新しい情報が得られないとフォローしている意味がなくなってしまい、フォロー解除につながってしまうのです。
ユーザーは、一方的な宣伝ばかりのコンテンツに対して不快感を覚え、避ける傾向にあります。なぜなら、上記した通りユーザーは有益な情報を求めているからです。そのため、日々の投稿ではユーザーメリットのある情報を発信していくことが大切なわけですが、とはいえインスタグラムをビジネスで活用したいアカウントにとって自社の商品やサービスの宣伝を行なうことは重要になります。
インスタグラムで自社の商品やサービスを宣伝する際は、以下の「DECAX」という購買行動モデルを参考にするとよいです。
・Discovery(発見)
・Engage(関係構築)
・Check(確認)
・Action(行動)
・eXperience(体験と共有)
です。
このモデルに当てはめるとユーザーは自分の好きなものを発見し、信頼関係を構築後、商品を見極めて購入します。したがって、宣伝を行なう際は、まずフォロワーの信頼を得られるコンテンツづくりに取り組み、信頼関係を構築してからにすることがポイントになります。
アカウントをフォローする理由はその人の投稿内容に興味を持ち、「もっと見たいと思ったから」という理由が多いです。投稿を見たい、情報を得たいという目的でフォローしているため、投稿頻度が低いとフォロワーは満足度を得られません。結果、フォローを外されてしまうのです。
また、投稿頻度が低いとタイムラインでアカウントを目にしてもらえる機会も減ります。あまり目にしないアカウントはユーザーに、どのような内容を投稿しているアカウントだったか、いつフォローしたかなどのことを忘れられてしまいます。
SNSを利用するユーザーほどフォローする人を整理する傾向にあるので、忘れられないように定期的にコンテンツを更新することが重要になります。
一般的にSNSはコミュニケーションツールとして用いられているため、一方的な投稿ではなく、共感と信頼が大切となります。そのため、投稿にいいねやコメント、DMをくれたフォロワーに対して、全く反応をしないとフォロワーは共感や信頼を得られず、アンフォローにつながりやすくなります。フォロワーをはじめ、コンテンツにアクションしてくれたユーザーに対しては誠実な態度で接することが大切です。
前節でフォロワーが減少する原因を取り上げ、その原因に対する対処法も簡単に触れてきましたが、あらためてフォロワーが減少するときの対処法を解説します。少し工夫するだけでアンフォローを防ぐことができますので、ぜひ参考にしてください。
フォロワーが減少する最大の原因は、ユーザーにとって役に立たない情報や興味のないコンテンツを配信している点です。ユーザーは自身の興味のあるものや好きなものなど、メリットのある投稿を好みます。そのため、ユーザーにメリットがあり、役に立つコンテンツを配信することを心がけましょう。
また、宣伝コンテンツにも工夫が必要です。一般的な商品紹介ではユーザーにメリットを感じてもらいにくくなります。たとえば、化粧品の宣伝を行なう場合、単純に「新商品です」と紹介するより、どのように使用するのか、どんな悩みの改善を期待できるのかといった情報を交えて配信すると、商品の利用シーンなどをイメージしやすくなり、ユーザーの商品理解を促すことができます。その結果、購買意欲を持ってもらいやすくなります。
コンテンツを企画するときのコツ
インスタグラムには気に入ったコンテンツを保存し、後で見返すことができる機能があります。この保存機能では、コンテンツをジャンルごとに分けてコレクションすることができます。ビジネスアカウントであればインサイトから保存数を閲覧できるため、どのコンテンツの保存数が多かったのかを分析し、保存数が多かったコンテンツを参考に内容を考えましょう。インスタグラムのアルゴリズムは保存率が高いコンテンツを高く評価します。結果、検索結果での露出度が高まり、リーチ数を伸ばせることにつながります。新規フォロワーを獲得しやすくなる効果を期待できます。
繰り返しになりますが、宣伝ばかりのコンテンツではフォロワーの共感や信頼を得ることができません。むしろ、不快感を与えてしまい、フォローを外される可能性があります。購買モデル「DECAX」からわかるように、ユーザーは商品詳細や運営会社を確認し、共感や信頼を得られた場合に商品を購入しています。
そのため、自社の商品やサービスを宣伝する際は、ユーザーの役に立つコンテンツをメインで投稿し、共感や信頼を得ていくことが大切です。その結果、フォロワー数の維持や商品の購買促進につながります。
また、実際に商品やサービスの宣伝をする際は、インスタグラムの各種機能をフルで活用しましょう。たとえば、ストーリーズにはリンクを貼ることができますので、商品を紹介するときや宣伝を行なうときに、導線のひとつとして設定しておくとよいです。ストーリーズは24時間で消えてしまいますが、ハイライトに残しておけば繰り返し閲覧することができます。フィード投稿より気軽に投稿できるため、積極的に活用していきましょう。
コンテンツの更新頻度を増やすこともフォローの減少を防ぐポイントになります。理想は毎日投稿することが望ましいですが、難しい場合は最低でも週2回~3回は投稿しましょう。常にタイムラインに投稿が表示されているほうがユーザーの目に留まりやすくなります。
しかし、1日に10件以上も投稿を更新してしまうと、あなたの投稿でタイムラインが埋まってしまい、他の人の投稿が表示されにくくなります。他の人の投稿も見たいフォロワーにとっては鬱陶しく、フォローを外されてしまうかもしれません。毎日更新する際は1件~3件を目安にしましょう。
また、フィード投稿よりもストーリーズのほうが幅広い年代に届きやすい傾向があるため、フィード投稿だけでなく、ストーリーズやリールなどのコンテンツも取り入れて投稿頻度を増やしていきましょう。
リールはフィード投稿と比べて発見欄に表示されやすく、ユーザーの目に留まりやすいため、拡散力があります。フォロワー減少を防ぐと同時にフォロワー増加にも効果を期待できます。
フォロワーから寄せられたコメントに対しては、いいねや返信などのアクションを実施し、コミュニケーションを取りましょう。SNSはコミュニケーションツールのため、一方的に情報を発信するだけでなく、交流することが重要になります。コメントに返信することでフォロワーとの交流を深めることが可能になり、フォロワーの満足度が高まります。結果、アンフォローを防ぐことができます。
また、コメントに反応することで親近感を覚えてもらうことも。さらに信頼を獲得しやすくなります。
ほかにも、ストーリーズにはアンケート機能や質問箱機能があります。これらの機能の回答は投稿者のみ確認できるようになっています。そのため、普段はほかのユーザーに見られることに抵抗を感じてコメントしないというユーザーも気軽にコメントできます。アンケートや質問箱を通じて幅広いユーザーと密にコミュニケーションを取れますので、積極的に活用しましょう。
以下の記事ではフォロワーを増やす方法について解説しています。あわせてチェックしてみてください。
フォロワーが減少する原因には、コンテンツの内容や更新頻度の低さ、ユーザーとのコミュニケーション不足などが挙げられます。インスタグラムユーザーは、自分の好きなものや興味のあるものを求める傾向にあるので、特にユーザーメリットのないコンテンツを発信することはアンフォローの大きな原因となります。
ユーザーに有益な情報を発信することを意識し、フォローするメリットがあることが伝わるアカウントをつくっていきましょう。それが、アンフォローを防げることにつながります。
この記事の監修
Instagram運用ディレクター
鈴木
これまでに100社以上のInstagram運用を支援。企画力に定評があり、現在も指名される形で数十社のアカウント運用をサポート中。