最終更新日:2019.09.30
誰もが知っている大手家具メーカー「IKEA」。多くの人に製品を手にとってもらえるよう、幅広い製品を作っています。
IKEAの製品を愛用する人の中でも、「IKEAに行けば必ず欲しいものが見つかる!」と口コミを呼んでいることもあり、一度は行ったことがある人は多いのではないでしょうか?
「違うやり方でやってみる」をコンセプトに掲げ、常に「もっと良い方法は無いか?」と問いかけ、イケアのユニークさを保ちながらより良い毎日の暮らしを届けています。
製品を「限られた人だけでなく、多くの人々に届ける」というアイディアから、それを達成するために、優れた機能性と品質・デザイン・価格を適切に組み合わせ、さらには持続性にも配慮しなければないため、イケアのコンセプトは製品だけでなく、流通やビジネスモデルまで、あらゆる段階で反映されています。
URL:https://www.instagram.com/ikeajapan/?hl=ja
そんなIKEAのインスタグラムは、フォロー数「0」に対して、フォロワー数「535,000人」と大人気アカウント!IKEAのアカウントには、IKEAのセンスとアイディアが詰め込まれています。
このセンスとアイディアは、日々の投稿だけでなくキャンペーンにもうまく活用されていて、真似するべきポイントがたくさんあります。1つずつ一緒に見ていきましょう。
IKEAのアカウントを見ていると、投稿写真一枚一枚が、個性溢れるものです。
この写真も、製品である赤いソファーを中心に、壁や小物にも赤を取り入れて、かなりハイセンスなレイアウトになっています。
さらに、「製品の紹介」がメインではありますが、部屋のレイアウトとして他の製品も一緒に紹介しているこの写真は、製品を「購入」してもらうために有効な手段といえます。
ユーザーが「この組み合わせ良い!」と、目的のものだけでなく他の製品も一緒に購入する可能性があるからです。
このような撮影の仕方は、家具やインテリアなどの生活用品を扱う店舗では、ぜひ真似したいポイントです!
8月10日子どもたちの夏休みシーズンにされたこの投稿の始まりは、「子どもたちの夏休みの宿題、はかどっていますか?」と問いかけるような文章になっています。
「集中力をアップさせるには、体を動かして脳を活性化させるのが効果的」
という文章も添えた、製品の紹介です。このように、シーンに合わせた提案のような紹介方法は、ユーザーの心に刺さりやすいといえます。
「子供の宿題がはかどらなくて困っている」という親御さんにとっては、「試しに買ってみよう!」という気持になりやすく、商品を購入してもらうだけでなく、実際に悩み解消の手助けができたらwin-winです!
みなさんご存知の通り、IKEAの店舗にはイートインコーナーやレストランが併設されています。
これがまた大人気で、製品を見に行くのはもちろん、IKEAでご飯を食べるのが楽しみ!という人はとても多いです。
このサービス自体、多くの人が店舗に足を運ぶ仕組みでもありますが、さすがIKEA!これだけではありません。
上記の画像では、IKEAレストランでのフェアの告知投稿です。IKEAレストランのファンにとっては、かなり嬉しいフェア情報!!この情報を見て、「IKEAに行こう!」というユーザーも多く、さらに、この情報が知りたいからフォローしているというユーザーも少なくありません。
レストランが目的でも、IKEAに足を運ぶことには変わりないので、購入してもらえる可能性は高いといえます。
上記の写真は、IKEAのアイテムで遊んでいる様子を、指定のハッシュタグを付けて投稿すると、プレゼントが当たるというキャンペーン内容の投稿です。
このように、フォロワーにIKEAについて投稿してもらうというキャンペーン、実はこれ、幅広いインスタグラムユーザーにアプローチできる大チャンスなんです!!
IKEAのアカウントでは、フォロワーに対して日々情報を発信することができますが、フォロワー以外のインスタグラムユーザーに対しては、なかなかアプローチすることができません。
そこで、フォロワーがIKEAについての投稿を行なうと、その投稿を行なったユーザーのフォロワーが、その投稿を見ることになります。
近頃IKEA離れをしていた人も、「そういえば最近IKEA行ってなかったけど、今度久しぶりに行こう!」という気持ちになってくれたり、まだIKEAに行ったことがない人も、「行ってみようかな」という気持ちになってくれたりする可能性があります。
フォロワーにとってはプレゼントが当たるチャンスでもあり、IKEAにとってはお客様への日頃感謝のキャンペーンと、フォロワー以外のユーザーにアプローチするチャンスでもあります。
一石二鳥どころか一石三鳥ですね!!!
製品を上手に撮影するのはもちろんですが、日々の投稿に力を入れるだけでなく、ユーザーに「欲しい!」「お店に行きたい!」と思わせる仕組みがしっかりと出来ていて、インスタグラムを存分に使いこなしているアカウントといえます。できるところから真似して見ましょう!
この記事の執筆者
Instagram運用ディレクター
鈴木
これまでに100社以上のInstagram運用を支援。企画力に定評があり、現在も指名される形で数十社のアカウント運用をサポート中。